今年は7月末に倉敷国際トライアスロン大会(9月開催予定)の中止が早々に決定されました。
トライアスロンに向けてのトレーニング(ラン・スイム・ロードバイク)をする必要がなくなったので、8月からはボディビルに専念することを決意。
ボディビルの目的は筋肉を増やすことです。
そのため3ヶ月間、毎日、朝昼晩とプロテイン(またはBCAA)を飲み続けました。
3ヶ月経過し、血液検査をして腎臓、肝臓の機能をチェックしてみたので、報告したいと思います。
目次
3ヶ月間、毎日、朝昼晩とプロテインを飲んでみた
私は今までプロテインをほとんど飲みませんでした。筋トレした後に、1杯飲む程度です。
プロテイン(タンパク質)を毎日飲むと、腎臓や肝臓が悪化すると思っていたからです。
私は痛風の既往歴があり、現在も尿酸生成抑制剤(サロベール)を毎日服用しています。
痛風は血液中の尿酸値が高くなり、腎臓が障害される危険性があるので、プロテインを飲むことに敏感になっていたのです。
「プロテインを毎日飲むと、本当に腎機能が悪化するのだろうか?」 常々そう思っていました。
今回、トライアスロンの練習をする必要がなくなり、ボディビルに専念できるようになったので、実際に3ヶ月間プロテインを朝昼晩と飲み、血液検査を受けることにしました。
必読記事⇒【痛風による親指の激痛 痛風の原因とは?】
血液検査の根拠となる食事内容の記録方法
「毎日、どれだけのプロテインを、いつ飲んだか」の記録が無ければ、それが血液の状態にどのように影響しているか、検証することができません。
私は2011年から毎日、Evernoteに体重、食事時間、食事内容、トレーニング内容などを記録しています。
そのため、血液検査結果の根拠となるデータは完璧に揃っています。
Evernoteの活用法についての必読記事はコチラ ⇒ 【人生が劇的に変化する! Evernote活用法1】
毎日、1枚のデイリーノートと、1枚のトレーニングノートを作成します。
デイリーノートには、毎日の体重、食事時間、食事内容、体調、薬を服用した時間などを記録します。
トレーニングノートには、その日のトレーニング内容を詳細に記録します。トレーニングしない日は何も書かず、ノートだけを作成することでトレーニングの間隔を視覚的に把握できます。
毎日、BCAAとプロテインを欠かさず飲みました。
8月と9月の2ヶ月間は、通常の食事に加えて、毎日欠かさずBCAAを摂取しました。
10月には iHerb で大量にプロテインを購入したので、毎日欠かさずプロテインを飲み始めました。
8月22日、BCAAを毎日飲み始めて約1ヶ月経過した時、右足親趾が少し痛くなったので、血液検査を一度受けました。
10月29日、さらに詳細な血液検査を受けました。
結果は腎機能も肝機能も異常はなしでした。
プロテインを飲むとBUN(尿素窒素)が上昇すると心配していたが…
血液検査で腎機能を調べる指標の一つがBUN(尿素窒素)です。
体内でタンパク質(プロテイン)が分解されるとアンモニアが発生します。
アンモニアは身体にとっては毒なので、肝臓で無害の尿素に変えられます。
尿素は最終的には腎臓で濾過されて、尿として体外に排出されます。
腎臓の働きが悪くなると、腎臓で尿素が濾過されず、血液中に残ってしまいます。
つまり血液中の尿素が多いということは、腎臓の濾過機能が悪くなっている証拠です。(尿素窒素は尿素に含まれている窒素を測定した値です。)
逆に低い場合は、尿素をつくる肝臓の機能が悪くなっているか、タンパク質の摂取量が極端に少ないことなどが考えられます。
私の血液検査の結果は19mg/dL(基準値8~20mg/dL)でした。
3ヶ月間、食事でも多めのタンパク質を摂取し、さらにプロテイン&BCAAも欠かさず飲み続けました。
採血の前日も「焼肉、プロテイン2回」とタンパク質を多く摂取しました。
体内で生成される尿素窒素は確実に増えているはずです。
しかし尿素窒素の値は正常値だったので、私の腎臓の濾過機能は正常だと判断できます。(よかった~…)
クレアチニン値が上昇すると心配していたが…
血液検査で腎機能を調べる指標の一つがクレアチニンです。
クレアチニンは筋肉で作られる老廃物の一つで、筋肉を動かすエネルギーを使うと発生します。
ほとんどが腎臓から体外へ排泄されます。
つまり血液中のクレアチニンが高いということは、腎臓の濾過機能が低下していることを意味します。
ところがクレアチニンの値は筋肉量にかなり影響されます。
筋肉が多い人は高めに、筋肉が少ない人は低めになります。
私は何年も前から、血液検査ではクレアチニン値が高めです。
これは私がボディビルダーであり、筋肉の量が多いからだと思います。
今回、血液検査の前日、私は激しい筋トレをしました。
通常ならクレアチニン値は高くなっているはずですが、基準値内ギリギリでした。
私の血液検査の結果は1.07mg/dL(基準値0.65~1.07mg/dL)。
つまり私の腎臓はうまくクレアチニンを濾過して体外に排出してくれている証拠です。(よかった~)
プロテインを毎日飲むなら、次の点に注意せよ!
3ヶ月間、毎日、朝昼晩と欠かさずプロテインを飲み、食事でも肉の量を増やしました。
しかし単に、プロテインを飲む量を増やしたわけではありません。
腎臓を悪化させないために、次の点にも留意して生活しました。
大量の水分を飲むこと!
決して脱水になってはなりません。
水分が減ると、血液がドロドロになります。
ドロドロの血液は、腎臓の極細で繊細な血管に負担をかけます。
血液を常にサラサラにして、腎臓の負担を減らすように留意しています。
私はトレーニングで大量の汗をかくので、常にこまめに水分を摂取しています。
以前はお茶を毎日2リットルほど飲んでいました。
しかし現在は水にしています。
お茶には利尿作用があります。ミネラルウォーターは高価です。
そこで現在は30分間煮沸した水道水を、毎日2リットル近く飲んでいます。
水分摂取は絶対に疎かにしてはなりませんね。
必読記事⇒【筋トレするなら水を飲め! 筋トレ・水・腎臓の関係】
必ず筋トレすること!
当然ながら筋トレをして、身体をプロテイン(タンパク質)が必要な状態にしなければなりません。
不必要にプロテイン(タンパク質)を多く摂取すると肥満になります。
私の体重はこの3ヶ月間、全く変わっていません。
お菓子や揚物はほとんど食べず、炭水化物も少し減らしました。
脂肪が少し減り、相対的に筋肉が増えた感じがします。(まだまだ満足できませんが…)
ヨーグルトで腸内環境を整える
タンパク質の摂取量が増えると、臭いオナラが増えます。
これは腸内に悪玉菌が増えている証拠だそうです。
悪玉菌はタンパク質や脂質をエサに増える菌で、臭いガスを発生させます。
腸内環境を整えるため、朝と夜、ヨーグルトを欠かさず食べるようにしています。
男性型脱毛症(AGA)の治療薬も服用し続けているのだが…
腎機能の低下について心配していた理由が、もう一つあります。
それは私が男性型脱毛症(AGA)の治療薬を飲み続けていることです。
必読記事⇒【AGA治療の薬を完全理解!】
私が服用しているのは、デュプロストという海外市販薬。
この薬を服用し続けることによって、腎臓や肝臓に悪影響が出るのではないかと心配していました。
しかし幸いにも腎臓も肝臓も血液検査では異常無しです。
一時期、頭頂部がかなり薄くなったのですが、現在はほとんど気にならないほど発毛しています。
私の発毛・育毛の記録についての必読記事はコチラ⇒【発毛 育毛 おススメ方法 長期連載:私の育毛戦記01】
毎日プロテインを飲んで血液検査した結果…まとめ
3ヶ月間、プロテインを毎日欠かさず飲み、男性型脱毛症の薬も毎日服用してきましたが、幸いにも血液検査では、腎臓も肝臓も悪化していませんでした。
これからも安心してプロテインと男性型脱毛症の薬を欠かさず飲み続けることができます。
…といっても、腎臓や肝臓は長い期間を経て、徐々にその機能が低下します。
3ヶ月に一度は定期的に血液検査をして、常に自分の健康状態を把握することが大切です。