倉敷北部全山縦走大会 (H30年4月22日開催)で距離18km、獲得標高886mを歩きました。
大会中も、大会後も、関節痛、筋肉痛は無く、極めて快適!
日頃から足首と足を小まめに鍛えているおかげだと思います。
今回は「歩く」「走る」ことが好きな人が必ず実践すべき、足趾グーパー体操を解説します。
いつでも、どこでも簡単にできるトレーニングで、足部を強靭に鍛え上げましょう!
足の指のグーパー体操
足の指のグーパー体操は、足の指を曲げ伸ばしするだけの簡単な体操だと思うかもしれません。

しかし実際にやってみると、足部の関節を上手く動かせない人が非常に多い!
特に手の拳の部分に相当するⅯP関節を曲げることができません。

足のⅯP関節を曲げることができないということは、手で表すと右下の写真のような感じ…。

足の指も、手の指の骨と同じ構造をしています。
ですから足趾グーパー体操では、足のⅯP関節もグッと曲げるようにしましょう。

毎晩お風呂の中で、足趾グーパー体操を10回以上繰り返しましょう。
適当に足趾を曲げるのではなく、力いっぱい趾を曲げて、力いっぱい開くのです。
足の変形や痛み(外反母趾、偏平足、測定筋膜炎など)を予防できるでしょう。
ⅯP関節を曲げる力が弱いとケガしやすくなる!
多くの人が、足のMP関節をうまく曲げることができません。
足の指先を曲げる筋肉はふくらはぎにありますが、MP関節を曲げる筋肉は、足の裏と、足の骨の間にあります。
靴を履くことに慣れた現代人は、足趾で地面をグッと握りしめる必要がないので、この筋肉が弱くなります。
その結果、足のMP関節を曲げることができなくなります。
足には「アーチ」といって土踏まずの部分があります。

足の裏や足の骨の間の筋肉が弱くなると、このアーチが次第に沈み込んでいきます。

その結果、外反拇趾、偏平足、足底筋膜炎になる危険性が高まります。
足のアーチはクッション機能の役割もあるため、アーチがなくなると、膝、股関節、腰の負担が増え、痛みや変形の原因になるのです。
ウォーキング大会、ランニング大会、倉敷北部全山縦走大会などには、健康志向の強い元気な方々が大勢参加されています。
しかし、実際には「歩く」「走る」ことはしても、そのために必要な筋肉や関節のケアをしている人は多くはありません。
身体も車と同じで、使ってばかりではなく、しっかりとメンテナンスして、強化していくことも大切です。
次回は、足首の複雑な動きと、足関節の強化法を考察します!
…to be continued(続く…)