鍛え抜いていますか?
今日は仕事から帰って8.5㎞ナイトランニングしました。
最初の6kmを一定のペースで走り、その後は2.5㎞を走ったり歩いたりしました。
久々に8km以上走ったので、トレーニング後は入念にストレッチを行いました。
多くのランナーは、アキレス腱(ふくらはぎの筋肉)のストレッチはしっかり行っても、スネの筋肉のストレッチをあまりしません。
今回は、スネの筋肉=前脛骨筋(ぜんけいこつきん)のストレッチ法を解説します。
目次
前脛骨筋を完全理解
あなたは「ふくらはぎは第二の心臓」と云われるのを聞いたことがあると思います。
ふくらはぎの筋肉=下腿三頭筋(腓腹筋&ヒラメ筋)は身体を根本で支える大きくて強靭な筋肉です。
足首を下に力強く動かして身体を前へ前へと押し進めます。
下腿三頭筋は足首を下に動かしますが、足首を上に動かす筋肉がスネの筋肉=前脛骨筋です。
前脛骨筋が足首をグッと上に引き上げてくれるので、ランニングやウォーキング時に私達はつまずくことはありません。
前脛骨筋は下腿三頭筋と同じように、ランニングやウォーキングで酷使されます。
ランニングやウォーキングした後は、アキレス腱伸ばしと同時に、前脛骨筋のストレッチも忘れずに行いましょう。
前脛骨筋の簡単ストレッチ
前脛骨筋は椅子に座った状態で簡単にストレッチすることができます。
上の写真のように足背(そくはい)を床につけてスネの筋肉を伸ばすだけです。
このストレッチで、スネの部分にある足の指を反らす働きをする筋肉(長拇趾伸筋、長趾伸筋)もストレッチすることができます。
オススメは入浴中に湯船のなかで行う前脛骨筋のストレッチです。
湯船の壁を使って上の写真のように前脛骨筋をストレッチしましょう。(入浴中に行うべき簡単なエクササイズ【ニューヨクササイズ】については近々大公開します。)
尖足(せんそく)について
足首を上に反らす前脛骨筋は、足首を下に動かす下腿三頭筋に比べて弱いため、力を抜いた状態では、足首は自然と下に向いてしまいます。
寝たきりになって足首を動かさずに放置しておくと、足首が下に向いた状態で拘縮してしまう(固まってしまう)尖足(せんそく)になってしまいます。
普通の生活では尖足になることはありませんが、前脛骨筋は下腿三頭筋と同様に、しっかりとマッサージしたり、ストレッチしたり、筋トレしたりして鍛え抜いておかなければならない筋肉だということを忘れないでください。
多くランナーは準備運動や整理体操でアキレス腱のストレッチを怠りませんが、不思議なことに前脛骨筋のストレッチをあまりしません。
あなたも是非、一日の終わりに前脛骨筋のストレッチを湯船の中でしてみて下さい!