著書第三作目の執筆に取り組んでいます。 必読記事 → ファイヤーボール作戦始動!
私は今までに書籍を二冊商業出版しました。
しかし本業は病院に勤務する理学療法士であり、ごく普通のサラリーマンです。
文章を書くことに関しては素人といってもよいでしょう。
こんな私が一冊の本を書き上げるためには、良い参考書が必要です。
本を執筆したり、ブログを書いたりするうえで、私が常に参考にしている本について紹介したいと思います。 必読記事 → 執筆活動のための必読書 Vol.01
目次
ベストセラー「超」勉強法 との運命的な出会い
私がスペイン国費留学から、地元の岡山に帰ってきたのは27歳の時です。
いつまでも学生でいるわけにはいきませんから、とにかく何か仕事をしなければなりません。
ところが仕事で役立つ資格も技術もありません。
国費留学までして勉強したスペイン語は、結局、地元岡山では何の役にも立たないのです。
「自分は何にもできない…」
この時ほど自分の無力さを痛感したことはありませんね。(二十年以上経った今では、人生で無駄なことなど何もないことが分りますが…)
とにかく選り好みなどできませんから、転職情報誌で仕事をさがして就職しました。
しかし自分に向いた仕事はなかなか見つかりません。
魚市場、塾講師、土建屋、アパレル会社、コンサルティング会社、ボディーガード、葬儀屋、老人保健施設と、3年間で様々な職を転々としました。
私は27歳まで自由気ままに生きてきたので、「これはダメだ…」と思った瞬間に仕事を辞めるのです。
しかし30歳の時に「老人保健施設」で介護職員として働き始めたとき、初めて仕事が面白いと感じれたのです。
介護の仕事を続けるなら資格が必要です。
私は31歳で准看護士の専門学校に入学し、その学校の紹介で、現在も勤務する病院で働きはじめました。
午前中は病院で仕事をし、午後から専門学校で勉強する生活が始まったのです。
既に結婚していたので、仕事、家事&育児、勉強、トレーニングをこなさなければなりません。(私は何があっても身体を鍛えることだけは止めないのですよ…)
こんな時期に偶然読んだ本が、野口悠紀雄氏のベストセラー「超勉強法」です。
社会に出てからも勉強することが大切
超勉強法の序章で、次のように書かれています。
ビジネスマンよ、勉強を続けよう
「私は、勉強が一般のビジネスマンにも必要なことを、とくに強調したい。勉強とか学習というと、学生時代で終わりと考える人が多い。……日本の社会では、実際に必要なことは社会に出てから学ぶことが多い。その意味で、もともと「生涯学習」の社会であった。(P19より引用)
勉強に終わりはない
「何歳になっても勉強はできる。勉強を始めるのに、遅すぎることはない。人間は何歳になっても、学習によって進歩する動物なのである。」(P23より引用)
この文章を読んだとき、どれほど勇気づけられたことでしょう…。
31歳で介護業界に転職したとき、私は何の知識も、経験も、資格もありませんでした。
しかし勉強すれば必ず、この業界で素晴らしい仕事ができると思ったのです。
介護業界がまさに産業として成長し始める直前に、この世界に飛び込めたのもラッキーでした。
次回はいよいよ、私が常に参考書として手元に置いている野口悠紀雄氏の著書、【「超」文章法】と【究極の文章法】という本を紹介したいと思います。