ある朝、ふとホイール周りを見てみると、何となくタイヤ回りがくすんでいるように感じます…
納車時はピカピカだったホイールが、灰色っぽく汚れているではありませんか
実は欧州車、特にドイツ車はホイールがすぐに汚れるとのこと
実際にBenz C-Class(W205) のホイールは数日乗るだけでも凄まじく汚れるので、その件についてレポートします
目次
何故、BENZのホイールはすぐ汚れるのか??
大抵の車のブレーキは、ローターと呼ばれる円盤をパッドで挟み込む【ディスクブレーキ】を使っています
実は、ドイツ車の多くはローターに比較的軟らかい(つまり削れやすい)素材が使われています
パッドとローターがともに削れることで、高いブレーキ力が発生するように設計されているのです
しかしよく削れるということは、それだけブレーキダストが沢山出るということですね
これがドイツ車のホイールが汚れやすい理由というわけです
国産車と異なるパットの素材
ブレーキパッドの材質は、基本的にはNAO材が使われています
NAO(NON STEEL NON ASBEST ORGANIC)とは、グラスファイバー、アラミド、銅、セラミックが主成分
ローターへの攻撃性、ブレーキの鳴きも少なく低コスト、さらには快適性にも配慮された材質なので多くの国産車に採用されています
これに対してドイツ車のパッドに使われているのが、ロースチール系((メタル系)です
ロースチール系は、パッドがローターに対して食い込むように接触し、NAO材より耐熱性も高く、踏み込んだ分だけブレーキが効くような感覚があります
パッドの消耗率は高いものの、摩擦係数は高い、つまり強力なブレーキ性能が優先されているわけですね
では何故、強力なブレーキが必要なのか…
それはドイツには制限速度が無制限の区間もあるアウトバーンが存在するからです
万一、戦争が始まった暁には飛行機の滑走路としても使用可能といわれるアウトバーン
速度無制限の区間がある高速道路で、時速200km以上で走行する車も少なくありません
高速から確実に減速、静止できるブレーキが絶対的に必要ですから、ドイツ車のブレーキに求める基準は日本と異なるわけです
BENZ の場合は、頻繁なホイール洗浄は必須
強力なブレーキはありがたいのですが、とにかくブレーキダストの量がハンパありません
放っておくとブラックアウト仕様のホイール並みに黒くなるでしょうし、こびりついた汚れを落とすのに一苦労するでしょう
…という訳で、BENZを購入したからには、とにかく頻繁にホイール洗浄することをおススメします
実を云うと私は今まで車の洗車をほとんどしたことがありません
前車カムリでは車検の時に綺麗にしてもらうだけでした
8年間所有している間に5回も自分で洗車したことは無いと思います
…がしかし!
Benz C-Class(W205) となると、そういう訳にもいきません
大枚はたいて購入した車ですから、やはり綺麗に乗りたいですね(ちなみに前車カムリは義父から頂いたお下がりでした)
今まで洗車グッズなど購入したことが無い私ですが、とりあえずオートバックスで洗浄グッズ一式を購入
Benz C-Class(W205) のホイールはお洒落な形状なので、隙間を綺麗にあらうために3種類もブラシ&スポンジを購入しました
左端のブラシだけでは複雑な形状のホイールを綺麗に洗浄できませんが…
ホイール洗浄専用のスポンジはかなり使いやすいですよ
スポークの奥や裏側まで綺麗に洗うことができます
1ヶ月間洗わないだけで、この汚れ…
新車時の輝きを取り戻したボディと同色のシルバーのホイール
綺麗な車、しかも BENZ に乗れるのですから、これからは洗車を趣味の一つに加えたいとおもっております!
真横からのスタイルが最高の Benz C-Class(W205)!!