この記事は2017年12月12日に更新しました
今年(2017年)の第7回倉敷国際トライアスロン大会に向けて、私が実践したスイミングのトレーニングについて考察してみました
大会前一ヶ月からスイム練習を開始
ハッキリ言って、私はほとんどスイミングの練習をしていません
「そろそろ泳がんとヤバいなぁ~」思い始めるのが大会の約1ヶ月前
ここに今年と去年のスイム練習の記録があります
2017年は大会前に4回練習し、合計5300m 泳いだだけ
2016年は大会前に6回(2回は海で)練習し、合計4500mしか泳いでいません
懸命にスイムの練習をされている方々のお怒りを買いそうで怖いくらいです…
実を云うと、私は温水プールではクロールで続けて300m泳げなません(平泳ぎなら楽勝で続けて500mは泳げると思いますが…)
こんな私でも倉敷国際トライアスロン大会のスイムコース1500mを約36分で泳げるのです
それは何故か???
答えは簡単。
海水の浮力と、トライアスロン用のウェットスーツの浮力を利用できるからです
初めてウェットスーツを着て泳いだ時の驚きは今でも忘れられません
身体が浮いて、軽くて仕方ないのです
ですから「私は泳げないからトライアスロンなんか無理…」というのはトライアスロンに挑戦しない理由にはならないと思います
しかし、身体が浮くからといって安全に泳げるとは限りません
倉敷トライアスロンでの事故
私は2012年の第2回大会から倉敷国際トライアスロン大会に参加してきました
これまでに2回、2012年大会と2016年大会で、スイム競技中に選手が溺れ、救急搬送されています
2回とも水面にうつぶせ状態で浮いているところを、ライフセーバーの方が発見したそうです
倉敷国際トライアスロンのスイム競技では、700名近い出場者が4グループに分けられ、3分ごとに一斉にスタートします
大勢のスイマーがひしめくわけですから、どうしても選手同士が水中で接触してしまいます
俗に云う「バトル」ってやつですね
密集した状態で海を泳ぐと、他の選手の足で蹴られたり、手で叩かれたりします
そこでパニックになるとマジで危ない
また、海水を飲んで止まった時、海では足がつきませんから、余裕で立ち泳ぎできないと、これまたマジで危ない
そして最もアブナイのが、無理をしていて意識が薄れてきた時です
クロールの途中で無理をして意識が薄れると、顔は下を向いて水に浸かっているので確実に溺れます
ランニングで転倒したら即、周りの人が気付いてくれます
しかしクロールの途中で意識が薄れていくと、泳いでいるのか気絶しているのか、ライフセーバーは即座には判断できません
これがスイム競技中の事故で死者が多発する利用だと思います
私はトライアスロンでは常に、【とにかく安全に制限時間内にゴールする】&【怪我をしないこと】を念頭において競技に参加しています
スイムでは、集団からかなり離れた位置からスタートし、極力、他の競技者との接触は避けるように心がけています
また泳ぎながら常に 「マイペースで、マイペースで…」 と唱えながら泳ぎます
疲れたら背泳ぎの姿勢になって休憩します
バトルに巻き込まれず、マイペースを崩さず泳ぐことができれば、トライアスロンのスイム競技はそれほど困難ではないと思います
ただし制限時間があるので、1500mを少なくとも50分程度で泳ぎ切れるだけの力は必要でしょう
トライアスロン大会に限らず、最近はマラソン大会やウォーキング大会が人気です
しかし頑張り過ぎて腰や膝、足首を痛めたり、事故したりしては、本末転倒です
無理なく安全に、健康のために大会に参加していきたいものですね