心拍数などを手軽に計測できる「活動量計」は、健康管理に役立つアイテムとしてかなりポピュラーになってきました。
この活動量計の機能のほとんどが、多くのランナーやサイクリストの方々が愛用しているGPSウォッチにも搭載されています。
私は今まで、GPSウォッチは運動するときだけしか使ってきませんでしたが、スント7を使い始めてから、活動量計としても活用するようになったのでレポートしたいと思います。
目次
GPSウォッチ、活動量計、スマートウォッチの違い
私は2012年08月に、スントがGPSウォッチとして初めて発売した初代アンビットを購入しました。
自転車やランで走った軌跡や標高をすべて記録できること、そして心拍数を計測できる画期的なその機能に、完全に魅了されてしまいました。以来、9年間ずっとスントのGPSウォッチを愛用しています。
2012年当時はスマートウォッチなるものは未だ存在していませんでした。
ですから、ガーミン、スント、ポラールといったスポーツGPSウォッチメーカーは、現在のスマートウォッチの先駆けと言えるかもしれません。
2015年04月に iPhoneと連携できる初代 AppleWatchが登場して以来、一気にスマートウォッチの時代がやってきました。
AppleWatchは、iPhoneと連携できたり、電子マネー決済、SNS通知、音楽鑑賞できたりといった、手首に巻くデバイスのリーダー的存在となり、その後、GPS機能、心拍数計測といったライフログ計測も充実してきました。
スポーツGPSウォッチメーカーのユーザーは主にアスリートですが、AppleWatchをはじめとするスマートウォッチのユーザーは、アスリート以外のユーザーも使える機能があるため、そのユーザー数は何十倍にも存在するはずです。
そのため、スマートウォッチメーカーは一気に、既存のスポーツGPSウォッチメーカー(ガーミン・スント・ポラール)を追い越してしまった感があります。
AppleWatchをはじめとするスマートウォッチは、あらゆる機能が詰め込まれた、あるいみ「何でもできる」ウォッチですが、そこから、健康管理やダイエットといった機能に特化したデバイスとして、活動量計が隆盛し始めた感じがあります。
あらゆるデバイスが、必要最小限の健康管理機能を備えているため、スポーツGPSウォッチ、スマートウォッチ、活動量計の違いを一概では表せられなくなっています。
例えば私が現在(2021年8月時点)愛用しているスント7は、Wear OS by Googleを搭載しているため、スポーツGPSウォッチでありながらも、スマートウォッチでもあります。
活動量計とは?
ここ数年でかなり一般化してきた「活動量計」とは、運動量・歩数・脈拍・酸素摂取量・消費カロリー・睡眠状態といった、健康管理に特化したデバイスといえます。
ラン、自転車、筋トレといった本格的なエクササイズから、日々の体調管理、ダイエットなどの用途に特化しています。
活動量計はリストバンドのような形状をしたものが多く、ディスプレイはコンパクトです。
睡眠データを記録するためには、寝ていると気も身に着けておく必要があるため、着けっぱなしでもストレスを感じにくい必要があるのでしょう。
それに比べて、スポーツGPSウォッチ、スマートウォッチは、ほとんど時計と同じ形状ですから、活動量計と同じ機能を備えてはいるものの、常に身に着けておくには少し煩わしい気がしますね。
健康管理データで最も大切なのは?(心拍数)
活動量計やスマートウォッチで計測できる健康管理関連のデータには次のようなものがあります。
歩数
万歩計であり、活動量計の基本機能ともいえます。
一日の歩数というのは、一日の活動量に比例して多くなりますので、歩数の記録は重要となります。GPS機能が内蔵されていれば、歩いたルート、距離、速度も記録できます。
心拍数
心拍数は、体の状態を簡単かつ正確に把握することができる非常に重要なデータです。
心拍数の変化を常に確認することで、自分の体調を客観的に確認できます。
また、運動の強度により心拍数は上昇しますから、安全かつ効率的な運動のためにも心拍数の把握は非常に重要になってきます。
消費カロリー
多くの活動量計で消費カロリーが計測できます。しかし私は個人的にはこの消費カロリーはほとんど活用しません。
なぜなら、消費カロリーは、その人の筋肉量、正確な活動量、体調などに大きく左右されるため、活動量計やスマートウォッチで正確に計測できるものではないと思っているからです。
あくまでも参考レベルのデータとしてとらえています。
睡眠の質、睡眠の状態
睡眠の質や状態を測定できるデバイスもあります。
自分では把握できない睡眠の質を知ることができるといわれています。
加速度センサー、ジャイロセンサー、心拍モニターなどの機能で自動的に測定してくれるようですが、睡眠時間はともかく、レム睡眠やノンレム睡眠といった眠りの深さなどの細かい測定は、正確性に乏しいと個人的には考えています。
…というわけで、私が考える最も重要な健康管理データは「心拍数」です。
スント7を常時着用
私は今まで、初代アンビット、アンビット3スポーツ、スパルタン・ウルトラ、スント7の四つのスント社製GPSウォッチを使い続けてきました。
スント7は手首で光学式心拍数計測が可能で、しかもWear OS by Googleを搭載しています。
私にとっては初めての活動量計&スマートウォッチといってもよいでしょう。
手首に巻いておけば常時、心拍数を確認できるので、体にかかっている負荷を知るには最適です。
スントは、スポーツGPSウォッチの老舗ですから、アウトドアでの使用も前提となっており、100m防水性を備えています。
そのため、雨の日でも、プールでも、常に手首に巻いておくことができます。
フェイス直径が50㎜あり、ディスプレイの明るさもそれまでのモデルとは比較にならないほど明るいため、とても使い勝手が良いですね。
心拍数確認画面では、24時間の心拍数の変化が表示されます。
その日の最大心拍数、最小心拍数も表示されるので、自分の体調をしっかり管理できますよ。
唯一にして最大の問題点
9年以上にわたって、四つのスント社製GPSウォッチを愛用しつづけてきたので、スントには大きな思い入れがあります。
しかし2021年、それまでPC上で編集、管理、閲覧できていたクラウドデータが、スマホアプリでのみしかできなくなりました。
私にとっては、画面が大きく、キーボード入力が容易なPC上での作業は必須なので、この改定は受け入れることができません。
ガーミン? ポラール?
2020年12月に、メルカリで格安でスント7を購入できたので、もうしばらくはスント7を使いますが、今年中にはガーミンかポラールのウォッチに乗り換える予定です。
先日まで、ガーミン購入を考えていましたが、ポラールというメーカーが意外とダークホース的存在なので、どちらにするか、しばらく悩んでみたいと思います。