以前から長距離(10km以上)のランニングやウォーキングをすると、必ず身体の決まった場所に違和感が生じる
左首後ろ~左肩甲骨内側にかけてである
筋肉の奥の方が、焼けるように痛むこともあれば、激しいコリのような感覚に見舞われることもある
肩こり、首こりは、実はこの部分にある筋肉が原因であることが多い
今回はこの部分の筋肉について考察してみたい
筋肉は何重にも重なっている
首後ろ~背中にかけては菱型の形をした大きな筋肉【僧帽筋:そうぼうきん】に覆われている

この僧帽筋の深部には【菱形筋:りょうけいきん】【肩甲挙筋:けんこうきょきん】といった筋肉がある

さらにその深部には、脊柱を繋いでいる小さな筋肉が多数ある
長時間のランニングでは、これらの筋肉は肩甲骨や腕の重さを支え続けなければならない
そのため著しく疲労し、こり固まって痛みやシビレが生じるのだ
身体は様々な筋肉が何層にも重なって形成されている
そのため皮膚の上から正確にどの筋肉がこっているかを把握することは困難である
大切なのは、とになく押して痛い場所をしっかりとホグすことである
筋肉がこっている場所を正確押すと、焼けるように痛み点がある
そここそが、筋肉が固まっている場所なのだ

手が届かない筋肉のコリをほぐす器具がいろいろと発売されているので、それらを上手に使うことが大切だ
私は昨夜13kmランニングしたが、終盤になると、左首後ろ~肩甲骨内側がやけるように痛み始めた
ランニング後に下の写真の点をしっかりとホグすと、かなり楽になった

次回は、そもそも筋肉は何故こるのか?
解剖生理学的に解説してみたいと思います。