今日も絶賛、執筆活動中の石部です。
ゴールデンウィーク中は毎日、玉野市立図書館に通いつめております。
現在著書三作目の執筆をしており、その類書研究に没頭しているのです。
今回は売れる本を書くために不可欠な類書研究について考えてみました。
目次
類書とはライバル本である
類書とは私が書こうとしている本と「内容が似ている書物」「同じ種類の書物」です。
つまりライバル本ということになります。
ライバル本の研究は、本を書くうえでとても重要な作業です。
特によく売れているライバル本、ベストセラーとなっているライバル本の研究は不可欠です。
なぜならライバル本がベストセラーになっているのなら、それを徹底的に研究することで、それを凌ぐ本を書くことができるはず。
そうすればこちらもベストセラーになる可能性が少しは芽生えるというものです。
出版する限りはベストセラーを目指す
商業出版をする限りは、必ずベストセラーを狙わなければなりません。
企画を採用していただいた著者としては、ベストセラーを狙うのは当然の責務なのです。
ただし、ベストセラーは狙って出せるものではありません。
時代の流れ、時の運に大きく左右されます。
毎日何百冊も本が商業出版されている現在では、ベストセラーを出すなんて夢のまた夢なのです。
しかし、例えそうであったとしても本を書く限りはベストセラーを目指す。
これは著者として当然の責務なのです。
類書研究が不可欠な理由
類書研究とは、ライバル本の長所と短所を研究し己の執筆に活かすことに他なりません。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という有名な諺があります。
自分と敵の「長所と短所」を研究し尽くしたうえで戦う。
そうすれば何度戦っても負けることはないのです。
ライバル本の長所を凌ぐ長所を作り上げるのです。
ライバル本の短所をあぶり出し、同じ轍を踏まないように注意するのです。
類書研究は他人のアラ探しに似ている
人間関係を円滑にするためには、「人の長所を見て、短所には目をつぶる」ことも大切です。
人のアラばかりを探しているようでは、良い人間関係は築けませんよね。
しかし類書研究においては徹底的にライバル本のアラ探しをしなければなりません。
「これは自分には当てはまらない」「これはおかしい」「いま一つ納得出来ない…」
このような不満こそが、そのライバル本の弱点なのです。
類書研究によって差別化を明確にする
完全にオリジナルな発想やアイディアを生み出すなんて凡人の私にはできません。
そうなると必然的に、今ある発想の欠点や弱点を見つけ出し、それを改善することで新しい発想につなげなければなりません。
ライバル本の長所を理解し、短所を改善し、それを己の本にフィードバックする。
そうすることでライバル本との差別化が明確になります。
徹底的に読者目線で本を書く
本の内容が多くの読者のニーズに応えていればベストセラーになる確率が高まります。
つまり徹底的に読者目線にたって類書研究することで、おのずと読者のニーズに応えた本を書き上げることができるのだと思います。