6月になってやっと、本格的なサイクリングを再開しました。
約1年間、ロードバイクやマウンテンバイクに乗れなかった理由や、これからのサイクル・ライフについて考えてみたいと思います!
目次
約1年間、自転車に乗らなかった理由
昨年(2020年)のゴールデンウィークに、ロードバイクで貝殻山を登ったのですが、その直後から両側の瞼、顎下腺が腫れ上がり、激しい倦怠感に襲われました。
大病院で精密検査を受けた結果、難病のIgG4関連疾患と診断され、8月からステロイド内服治療を開始。➡関連記事【両顎下腺の腫れの原因は?】
大量のステロイド内服(40㎜g/日)により、IgG4関連疾患の症状(瞼や顎下腺の腫れ)だけでなく、2019年6月以来、苦しんでいた咳も改善。驚くべきことに、子供の頃から悩まされていた鼻炎症状(鼻詰まり)も一気に消失しました。
ステロイドの凄まじい効果は有難かったのですが、大量のステロイド内服による様々な副作用(糖尿病やホルモンバランスの乱れ、顔面の浮腫み等)が心配でした。
そのため、体調管理と食事管理を厳密に行いました。
その結果、体調も良く、余計な体脂肪も減って、結果的には約8㎏のダイエットに成功しました。(現在もリバウンドはありません)
体調を整えるため、それまでのような「デルタフォース隊員並み」の限界に挑戦するようなトレーニングは中止し、週2回の筋トレ&軽めのジョギングだけ続けていたというわけです。
はじめは40㎜g/日だったステロイド量も、約10ヵ月かけて徐々に減量し、今では9mmg/日に減っています。
幸いなことに、体調はかなり良好で、トレーニングもデルタフォース隊員並みではありませんが、かなりハードにできるようになりました。(それでも以前に比べると、1/10程度ですが…)
…というわけで、約1年ぶりに、ロードバイク&マウンテンバイクによるトレーニングを再開したというわけです。
トレーニング強度を徐々に高める

ステロイド内服治療をしながらのトレーニングでは、とにかく疲労を溜めないように注意しました。
ステロイドを大量に内服していると、体の抵抗力、免疫力が低下するといわれているからです。
しかしまったく運動しないと、かえって体力が低下します。
そして運動すると血液や体液の循環が良くなり、ステロイドで浮腫んだ身体には非常に効果的であると感じていたので、週2~3回の「筋トレ&ジョギング30分程」か、または「筋トレ&エアロバイク20分程」のトレーニングをしていました。
おかげで、体力、筋力、筋肉量が低下するのを避けることができ、また食事管理のおかげで、体脂肪もグッと減ってくれました。
約半年かけて、徐々にトレーニングの強度を高め、今月(2021年06月)から、休日にはロードバイク&マウンテンバイクで、約15~20㎞のサイクリングを再開したというわけです。
リハビリには自転車が最高!

個人的には、短時間(20~30分程度)のジョギングやランニングは、体に大きな負担はかかりません。しかしそれ以上の長距離、長時間になると、体が受け止める衝撃も増え、確実に疲労が蓄積してしまいます。
そのため、遠くでかけることができず、どうしても近所周りや、短いコースを走るという、ルーティン的なトレーニングになってしまいます。
それに比べて、自転車なら、ランニングと同じ時間で、かなり遠くまで出かけることができますし、なによりも、平坦な道なら、疲労もそれほど蓄積しません。

ジョギングやウォーキングのように、地面からの突き上げによる衝撃で身体を壊す心配もありません。
遠くにでかけると気分転換にもなりますし、初めてのコースにも気兼ね無く出かけることができます。
ですから、体に大きな負担をかけたくない場合、激しい疲労を溜めなくない場合、病み上がりのリハビリなどには、サイクリングが最適だと思います。
