生活を記録して、プレドニゾロンの副作用を予防する!

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服薬記録 IgG4関連疾患 プレドニゾロンの副作用を防ぐ方法

IgG4関連疾患治療のため、強力な合成副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾロン)を40㎎/1日服用しています。

プレドニゾロンは私のIgG4関連疾患に対して凄まじい効果を発揮してくれましたが、同時に恐ろしい副作用にも注意が必要です。

副作用を最小限に抑えつつ、薬の効果を最大限に享受するためには、毎日の生活全体を見直し、副作用を増悪させるような習慣や行動を可能な限り減らさなければなりません。

そのための基本中の基本となる、「記録することの重要性」について考察してみました。

目次

規則正しい健康的な生活習慣が基本

プレドニゾロンの深刻な副作用には、高血糖、高血圧、免疫力低下で細菌やウィルスに感染しやすくなる、骨粗鬆症、不眠、胃潰瘍、白内障や緑内障、躁鬱状態などがあります。

やりたい放題、好き放題に食べたり飲んだりしていては、副作用によって身体はボロボロになってしまうでしょう。

ですから規則正しい健康的な生活を心がけることが基本となります。

具体的には、食事内容、食事時間、運動習慣、睡眠、ストレスなどに注意した生活をするということですね。

記録が無ければ判断のしようがない…

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食事内容、食事時間、運動習慣、睡眠、ストレスなどに注意した生活を心がけるだけでは不十分です。何故なら、自分がしたことの、何が良くて、何が悪かったかがわからないからです。

実践したことを反省し、改善点を見つけ出して、それを生活にフィードバックさせなければ、ただ漠然と健康的な生活をしているにすぎないからです。

そのために不可欠なのが、できるだけ詳細に、生活内容を記録することです。

記録を見直すことで、何が効果的で何が悪かったかが分かりますし、長期的な変化を確かめることもできます。

もし記録が残されていなければ、信頼性の乏しい自分の記憶だけを頼りに判断を下さざるを得なくなってしまいます。

曖昧な記憶を頼りに何かを改善してはいけません。

記録を見直すと、様々なことを改善できる

例えば筋トレを例に考えてみましょう…。

トレーニングから最大の効果を引き出すためには、自分が実践したトレーニングの何が効果的で、何が良かったかを考え、毎回、トレーニングに改善を加えながら、さらなる高みを目指さなければなりません。

もしも自分が実践したトレーニングの記録(何を何セット、何回したか)が無ければ、毎回、適当にトレーニングしているようなものです。

しかし記録があれば、それを見直すことで、様々なことを改善できるのです。

このことは、プレドニゾロンを服用中の生活にも当てはめることができます。

食事内容、食事時間、睡眠時間など、できるだけ詳細に記録が残っていれば、改善すべきポイントが見えてきます。

その結果、糖尿病の悪化や感染症のリスクさえも減らすことができるでしょう。

Evernoteが神アプリ

ひと昔前までは、何かを記録するには、紙のノートに手書きしなければならず、かなり手間暇のかかる作業でした。

しかし現在ではスマートフォンなどのアプリを活用することで、簡単かつ短時間に、大量の記録をデータとして残すことができます。

中でも特に便利なのが、Evernoteというアプリです。

私はかれこれ10年以上にわたってEvernoteを利用しており、過去10年間の私の生活の記録をすべてクラウドに保存しています。

Evernoteが超便利なのは、全てのデータがクラウドに保存されているため、スマホからでも、PCからでも、どこからでも常に編集が可能だということです。

記録を上手に残していく方法

記録を残していく上で大切なことは、ただ単に記録を残すのではなく、後からうまく活用できる形でデータを残すということです。

そのための必須ポイントが「カテゴリー分け」と「規則性」です。

カテゴリー分け

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カテゴリー分けとは、ジャンル別に記録を残していくことです。

Evernoteでは、カテゴリーは「ノートブック」という形式で保存されます。

私は「DAILY-Log」というノートブック内に、一日一枚のノートを作成します。

そのノートには、食事内容と時間、服薬内容と時間、その日の主観的な体調、客観的な体調(血圧や脈拍など)を記載します。

また「Training-Log」には、トレーニングの内容を簡略ではありますが、非常に詳細に記録しています。

私は、トレーニングしてもしなくても、必ず一日一枚のノートを作成します。

こうしておけば、ノートを一覧したとき、トレーニングをした日の間隔さえも、視覚的に把握できるので超おススメです。

規則性

training record by ecvernote

スマホアプリやPCソフトを利用すれば、大量のデータを瞬時に並び変えたり、求めるデータだけを抽出したりすることができます。

そのとき、記録されたデータに統一性、規則性がなければ、上手く並び替えや抽出ができません。

日付

日付もR010203、20190203、190203、令和元年2月3日、など様々な形式がありますが、どれか一つに統一しておかなければなりません。

私は各ノートのタイトルには、「200816日:」のように最初に年月日と曜日を記録します。

多種多様な情報も、規則正しく記録しておけば、記録の比較が容易となるだけでなく、後からその記録の意味が解らなくなることもありません。

時間の記載方法

時間の記録方法は、米軍特殊部隊デルタフォースに倣って午後3時23分ならば、「1523」と記載するようにしています。

簡略かつ非常に正確でわかりやすい記載方法ですね。

とにかく記録を残して、将来に活かそう!

「毎日記録を残すのは面倒くさい」「手間暇がかかる…」と思われるかもしれません。

しかし、慣れればものの10秒ほどで記入できますし、何よりも、記録の見直しをせずに、生活を改善することなどできるわけがありません。

何が良かったのか、何が悪かったのかを知るには、記録したデータを詳しく見直し、それを基に改善を加えるフィードバック作業が不可欠です。

「記録すること」は、生活習慣病改善だけでなく、トレーニング、ダイエットなど、人生のあらゆる局面に応用できる非常に重要なメソッドだと思います!

…続く(…to be continued…)

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