あなたは何故、筋トレするのですか?

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あなたは「何故、筋トレするのですか?」

実は同じ筋トレでも「筋肉を大きくするための筋トレ」と「脂肪を減らすための筋トレ」では、やり方が大きく異なります。

今回は「自分は何故、筋トレするのか?」という目的をハッキリさせ、自分に最適な筋トレ法を見つけてみましょう。

目次

健康のため? パフォーマンス向上のため? スタイルのため?

人が筋トレする理由は大きく三つに分類できます。

健康のため」「パフォーマンス向上のため」「スタイルを良くするため」です。

あなたが筋トレする理由も、三つのうちのどれかに当てはまるはずです。

「健康のため」に筋トレするのなら…

健康のためには習慣的な運動が欠かせません。運動には様々な種類がありますが、その中でも筋トレはとても優秀な運動です。

人間の身体には大小様々な筋肉があり、それらの筋肉は関節を動かすために存在しています。つまり「筋肉を使って動く」ことは、人間にとってごく当たり前で自然なことなのです。

筋肉は使わなければどんどんと弱くなり、体力も低下し、老化が進み、身体は衰弱していきます。

筋トレとは文字通り「筋肉を鍛える」ことです。筋トレすることで身体に本来、備わっている筋力を維持向上させることができます。

また、筋トレは、生活習慣病(糖尿病、高血圧症、肥満、高脂血症)の予防にも役立ちます。

下半身にある大きな筋肉はエネルギー消費量が大きいので、筋トレすることによって代謝を高めることができます。

全身のあらゆる筋肉を鍛えよう!

現代社会では、職業や生活によって使う筋肉に大きな偏りがあります。一日中座りっぱなしの仕事、立ちっぱなしの仕事、重いものを運ぶ仕事、等々…。

健康のために筋トレするなら、全身の筋肉を満遍なく鍛えるようにしましょう。

普段はあまり動かさない筋肉を動かすことで、全身のバランスを整えることができます。

可動域はフルレンジで鍛えよう!

筋肉の主な役割は関節を動かすことです。可動域が狭くなると、動作にも悪影響を及ぼします。

関節を全可動域(フルレンジ)で動かすことで、筋肉を最大限に曲げ伸ばしできます。必読記事⇒【フルレンジ:完全理解すべき筋トレ用語

筋トレでは、関節を最初から最後まで曲げ伸ばししましょう!

負荷は15RM~25RMで鍛えよう!

健康のための筋トレでは、重たい負荷(ダンベル等)を使う必要はありません。

ましてや最大限の力を振り絞って負荷を持ち上げる必要もありません。

重た過ぎる負荷は、関節や筋肉に大きな負担となります。15回~25回上げ下げできる重さが適当です。必読記事⇒【完全理解すべき基本的な筋トレ用語集その1

実用性に乏しいことを理解しよう!

筋トレの問題点の一つは「実用的な動作とは言い難い」ことです。

例えば上半身を鍛える「ベンチプレス」という種目があります。筋肉を鍛えるには最適な動作ですが、決して実用的な動作とは言えません。普段の生活動作で、ベンチプレスの動きをすることはありません。誰もが知っているスクワットでさえも、普段の生活ではしませんよね。

つまり筋トレで行う動作は実用的ではないことを理解しましょう。

しかしながら、実用的でないからといって、意味が無いわけではありません。筋トレでは、筋力、関節可動域、筋肉を正確に動かす感覚を向上させることができます。

このことが理解できると、基本的な筋トレ種目に加えて、次項で説明する「パフォーマンス向上のための筋トレ」の必要性が理解できるようになります。

高齢者リハビリとしての筋トレ

健康のための筋トレは、筋力、関節可動域、筋肉を正確に動かす感覚を向上させるという点において非常に有効な運動です。そのためリハビリが必要とされる、高齢者や要介護者に最適な運動といえます。

ただし、筋トレや体操で高めた能力を、日常生活動作に活用するためには、より実用的な動作を取り入れた「パフォーマンス向上のための筋トレ」も行う必要があります。

リハビリ介護施設で、マシンや体操をして「筋肉を鍛えている」高齢者をみかけますが、大切なことは、鍛えた筋力や関節可動域を、日常生活動作にいかにして応用するかを常に考えるようにしましょう。

「筋トレしたからといって、転倒しなくなる」わけではありません。

パフォーマンスを高めるための筋トレ

軍隊用語に「戦うように訓練しろ」という言葉があります。 実戦に即した訓練が大切であり、「訓練のための訓練には意味がない」というものです。

もしあなたが「パフォーマンスを高めるために」筋トレするのならば、この言葉を頭に刻み込む必要があります。

筋トレ種目だけをこなしても、決してあなたが望むようにはパフォーマンスは向上しません。

例えばテニスやバレーボールのパフォーマンスを高めたいなら、競技動作に即した筋トレ種目を考案して、筋肉や関節を鍛えなければなりません。

普段の生活でより快適に動けるようになるためにも、自分の日常生活動作に即したトレーニングが必要です。このような場合には、身体の動かし方といった動作術も大きく関係してきます。

パフォーマンスを高めるための筋トレについては、別記事で詳細に解説する予定です。

スタイルを良くするための筋トレ

筋トレに励む多くの人が「自分のスタイルを変える」ことを目的としています。

スタイルを変える筋トレには「筋肉を大きくするための筋トレ」と「体脂肪を減らすための筋トレ」があります。

実はこの二つの違いをハッキリと理解している人は少数です。多くの人が、この二つの違いを曖昧に理解したまま、筋トレに励んでいます。

確かに、筋肉が大きいと基礎代謝が増えるため、同じ食事量であっても、筋肉が多い人の方が体脂肪がつきにくいのは確かです。

しかしそもそも筋肉を大きくしながら、同時に脂肪を減らす」ことは基本的には困難です。

脂肪を減らすための筋トレは難しくない

体脂肪を減らすための原則は、単純かつ明快です。

「摂取エネルギー<消費エネルギー」だけです。

つまりエネルギー収支をマイナスにすれば、体脂肪は確実に減らすことができます。(ただし純粋に体脂肪だけが減るのではなく、同時に筋肉も確実に減ります)⇒必読記事体脂肪を削ぎ落とす方法 Vol.01

エネルギー収支をマイナスにするためには、食事を制限し、運動量を増やすだけです。

筋肉を大きくするとは「筋肉で太ること」

筋肉を大きくするためには、筋肉に最大筋力を発揮させるようなヘビーな負荷で筋肉を刺激し、同時に大量のタンパク質を摂取して、筋肉を成長させなければなりません。

必読記事ボディビルとトライアスロンの両立は困難である】&【オーバーロードの原則:完全理解すべき筋トレの原則

つまり大量の食事を摂取して「筋肉で太る」必要があります。

太るためには「摂取エネルギー>消費エネルギー」の状態のことなので、ある程度は体脂肪も増えてしまいます。

これが「筋肉を大きくしながら、同時に脂肪を減らす」ことが困難な理由です。

もしあなたが「筋肉を大きくするため」に筋トレしているのなら、まずはこの事実を理解しましょう。

まとめ

今回の記事を読み終えて、自分が筋トレする目的がハッキリしましたか?

自分が筋トレする目的がハッキリすれば、自分は何をしなければならないかがハッキリと分かるはずです。

ちなみに私が筋トレする目的は、「筋肉隆々で脂肪が削ぎ落とされた肉体」になるためです。

筋トレで最も難しく、最も時間のかかる目的といえるでしょう。

現在私は、ある程度の期間をかけて徹底的に筋肉を増やしています。その後、筋肉が減るのを最小限に抑えながら体重を減らす予定です。

鍛え抜くためのBLOGでは、今後も「健康のための筋トレ」「パフォーマンス向上のための筋トレ」「スタイルを良くするための筋トレ」について様々な情報を発信していきますので、よろしくお願いします!

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