あなたはトライアスロンに挑戦する人を見て、どう思いますか?
「凄い」「頑張るなぁ」といった畏怖の念かもしれませんし、「バカじゃね?」「苦しいのにようやるわ」といった蔑みの念かもしれません。
人は何故、好きこのんで苦しいトライアスロンに挑戦するのでしょうか?
その理由は人それぞれだと思いますが、私自身の理由について内省の意味も含めて考察してみました。(完璧、個人の主観です…)
目次
私が倉敷国際トライアスロン大会に出場することになった理由。
倉敷国際トライアスロン大会とは毎年、私の地元の岡山県倉敷市児島で開催される由緒正しいトライアスロン大会である。
そもそも私がこの大会に出場することになったのは、チョッとした軽いノリからである。
それは2011年末に開かれた【S61児島高校卒の男達】の忘年会での席のこと。
マラソンをこよなく愛するメンバーの一人がのたまった…(ここでは彼の名を仮にカンコー氏と呼ぶことにしよう)
「倉敷国際トライアスロン大会のリレー部門にみんなで参加しよう!」
注:リレー部門とはトライアスロンのスイム、バイク、ランの各パートを3人のリレー形式で行うものである。
カンコー氏は東京マラソンを完走したこともあるランニング愛好家だ。
カンコー氏の意図は最初から明らかであった。
自分の雄姿を地元の人々に見せつけたい!(彼の実家は大会コースの近くにある)
しかし地元では自分の得意なマラソン大会はなく、トライアスロン大会しか開催されない…。
トライアスロン大会に出場するなら、ランの他にもスイム、バイクの練習もしなければならないので自分には到底無理である…。
地元でカッコつける唯一の方法…
それはリレー部門に仲間と出場して、自分はランを担当することだ。
スイム、バイク、ランの順序で行われるため、ラン担当者はカッコよくゴール前のレッドカーペットを走れるのだ!
実は当ブログでお馴染みのドリームSW氏も「S61児島高校卒の男達」の一人である。
ドリームSW氏は大学時代は水泳部で活躍し、三十代の頃に児島トライアスロン大会を完走した経験もあるスポーツマンなのだ。
しかし四十代手前で腰を痛め、ながらくスポーツ競技から遠ざかっていた。
ドリームSW氏も己の復活を虎視眈々と目論んでおり、リレー部門にスイム担当で出場したいと言い出した。
問題は誰がバイクを担当するかだ?
S61児島高校卒の男達は皆それぞれが、ウォーキング、ゴルフ、スイミングなどを定期的に実践している健康的な中年男性ばかりである。
しかし我々は当時45歳…。
バイクを担当するならロードバイクを購入しなければならない。
お金も、勇気も、労力も必要だ。
すったもんだの末、結局、私がロードバイクを購入し、バイクを担当することを決意した。
実はトライアスリートには呆れていた
正直言うと、私はそれまでトライアスロンに参加する人を「ようやるわ…」的な、呆れ気味の眼差して見ていた。
私の地元で開催される倉敷国際トライアスロン大会は、2008年まで【ファッションタウン児島トライアスロン大会】という名称で 10 回連続開催れていた。(2011年より倉敷市が主催となり名称を「倉敷国際トライアスロン大会」に変更して再開となった。)
当時はまったく興味がなく、地元で開催されているにもかかわらず、一度も観たことがなかった。
トライアスロンと聞いて、「何、それ? ようやるわ…。」「筋トレ、ランニング、MTBは好きだが、トライアスロンなんかには全然興味なし!」ってな感じであった。
しかしせっかくS61児島高校卒の男達と一緒にチームで出場するのである。
出場するからには、チョッと頑張ってみようかな? と思い始めたわけである。
実はロードバイクが嫌いだった…
勢いでロードバイクの購入を決意し、トライアスロン大会のリレー部門に参加することにしたのだが…
実は私はロードバイクが大嫌いだったのだ。
2012年当時は今ほどではないが、車を運転していると車道を走るロードバイクに出会うことがあった。
「車道を走るなんて危ない真似しやがって、邪魔で仕方ないぜ!」といつも思っていたものだ。
私は大学時代からMTBに乗っており、トレイルを走りまわるのが趣味であった。
できるだけ車道は走らず、公園や山道で安全にライディングするのが楽しみであった。
MTBの極太タイヤに比べてロードバイクのタイヤは細く、車道しか走れない。
MTBが趣味の私はロードバイクを危険視しており、買うつもりも乗るつもりも全く無かったのである。
しかしMTBではトライアスロンに参加できないので、ロードバイクを買って練習しなければならない。
そして2012年4月、現在の愛車でもある TREK 2.3 を購入したという訳である。
【次回予告…】
2011年末の忘年会で、軽いノリから結成された【S61児島高校卒の男達】のリレーチーム。
目指すは2012年7月28日開催の 第2回倉敷国際トライアスロン大会 のリレー部門完走である。
リレー部門のバイクを担当することになった私は、仕方なくではあるがロードバイクを購入し練習を開始した。
…がしかし! 思いもかけない悲劇が S61児島高校卒の男達チームを襲ったのである!!!
…to be continued(続く…)