糖質、タンパク質、脂質は身体にとって大切な三大栄養素です。
今回からはタンパク質についてシリーズで考察していきたいと思います。
タンパク質とは?
身体を構成する成分の約60~70%が「水分」、約20%が「タンパク質」と云われています。
タンパク質は、筋肉、臓器、血液、爪、毛髪、皮膚、骨などを作っているだけでなく、免疫システムの原料にもなり、エネルギーとしても使われます。
タンパク質は英語でProtein「プロテイン」ですが、その語源はギリシャ語の「プロティオス」で「一番大切なもの」という意味があります。
タンパク質は私達の身体を構成する「一番大切な材料」というわけですね。
食事で摂るタンパク質が不足すると、身体を造る一番大切な材料が不足してしまいます。
タンパク質の構造
タンパク質は、肉、魚、卵、豆、乳製品などに多く含まれますが、食べた後にそのまま体内に吸収されるわけではありません。
タンパク質は分子が大きいため、細かく消化分解されていったんアミノ酸になります。
その後、身体の様々な場所でタンパク質として再合成されます。
タンパク質とは「多数のアミノ酸がペプチド結合してできたポリペプチド」と定義されています。
ポリとは「たくさん」、ペプチドとは「アミノ酸同士が結合したもの」という意味です。
タンパク質を構成するアミノ酸は、たった20種類しかありません。
たった20種類のアミノ酸が複雑に絡み合って、身体を構成する約10万種類ものタンパク質が作られています。
そして身体を構成する約10万種類のタンパク質は、常に分解と合成を繰り返しています。
目に見える例としては毛髪や爪です。
新しい毛髪や爪が伸びてくるように、人間の身体は常に古い細胞が分解され、新しい細胞が合成されています。
タンパク質は細胞が生まれ変わるために無くてはならない一番大切な栄養素といえるでしょう。
次回はこの大切なタンパク質についてより深く考察していきたいと思います。
…to be continued(続く…)