鼻詰まり歴は40年以上になります。
子供の頃から鼻詰まりが酷く、市販の点鼻薬が手放せませんでした。
しかしその鼻詰まりが最近、劇的に改善したのでレポートします。
目次
アレルギー性鼻炎が大爆発!

当ブログで何度もレポートしていますが、昨年5月末に凄まじい咳に見舞われ、眠れない夜が何日か続きました。
結核、マイコプラズマ肺炎の検査まで受けましたが、異常無し。
View39テストというアレルギー検査で、凄まじいアレルギー体質であることが判明。
結局、疲労とストレスによるアレルギーの悪化が原因で、喘息症状が発症したようです。
必読記事 → アレルギー検査の結果が激ヤバ過ぎて、ドン引き状態…
咳に伴って鼻詰まりもかつてないほど酷くなってきたため、アレルギーの薬(ルパフィン)を処方して頂き、服用するようになりました。
アレルギー薬の効果と、ストレスと疲労の軽減により、症状はかなり改善。
未だに咳が少しでますが、喘息のように咳き込むことはなくなりました。
ところが鼻詰まりに関しては、あまり改善しませんでした。
風邪から副鼻腔炎を発症
12月末に、それまでは無かった黄緑色のドロッとした鼻水が出るようになりました。
風邪やアレルギー性鼻炎が長引くと、鼻粘膜に炎症が起きて膿が発生します。
また、黄緑色の鼻水は、ウィルスや細菌の死骸が混じっている証拠でもあります。
鼻の奥に常に異物感があったので、明らかな蓄膿症だと思い、耳鼻科を受診。
その結果、抗生剤(ルリッド)と、ステロイド点鼻薬(アラミスト)を処方して頂きました。
抗生剤のおかげで、黄緑色の鼻水はでなくなりました。
そして驚いたことに、ステロイド点鼻薬のおかげで、何十年もの間、悩まされ続けてきた鼻詰まりが劇的に改善しました。
鼻が詰まるとはどういうことかを完全理解
私は大人になるまで、鼻が詰まるのは、鼻水が詰まって鼻孔が狭くなることが原因だと思っていました。
しかし実際には鼻詰まりとは、鼻の粘膜が腫れて、空気の通り道が狭くなることが原因です。
要するに鼻粘膜の炎症ですね。
鼻粘膜をアルゴンレーザーで焼いてもらったこともある
実は20年程前になりますが、あまりにも鼻詰まりが酷かったため、かかりつけの耳鼻科でアルゴンレーザーで鼻粘膜を焼いてもらったことがあります。
この手術は鼻粘膜をレーザーで焼いて、腫れないようにする手術ですね。
一時的には鼻閉はなくなりましたが、結局、1年程で元通りになってしまったため、二年程してもう一回、鼻粘膜を焼いてもらったことがあります。
腫れる鼻粘膜の全てを焼くことは不可能ですから、効果も限定的なように思います。鼻粘膜の焼けどはまた元に戻りますしね。
パブロン点鼻薬を40年以上愛用
私は市販の点鼻薬を、40年以上にわたって愛用してきました。
点鼻薬とは鼻にシュッ、シュッと注す薬剤のことですね。
実家が薬局だったので手軽に点鼻薬が手に入り、鼻が詰まったらいつもパブロン点鼻薬を使用していました。
子供の頃から鼻詰まりが酷かったので、パブロン点鼻薬は私の生活必需品といっても過言ではありませんでした。
市販されている点鼻薬の多くには、「血管収縮剤」が含まれているため、鼻に注すと直ぐに鼻の通りが良くなります。
しかし暫くすると過ぎに元のように鼻が詰まります。
結局、対処療法でしかなく、やがては血管収縮剤の効きも悪くなり、点鼻する量が増えてきます。
この危険性は理解していたのですが、実際に鼻が詰まっているわけですから、点鼻薬を手放すことができませんでした。
しかし今回、耳鼻科で処方していただいた点鼻薬はステロイド点鼻薬で、アレルギー性鼻炎の根本的な治療となってくれたようです。
点鼻薬の種類を完全理解
点鼻薬は大きく四種類に分けられます。①ケミカルメディエーター遊離抑制剤、②抗ヒスタミン点鼻薬、③ステロイド点鼻薬、④血管収縮剤点鼻薬。
ケミカルメディエーター遊離抑制点鼻
最も古くからあるタイプの点鼻薬です。アレルギー性鼻炎の予防(花粉症シーズンに入る前)などに使用しますが、効きがマイルドで、しかも効果が出るまでに2週間程度かかります。そのため現在ではあまり処方されていないようです。
抗ヒスタミン点鼻薬
ステロイドを含まない点鼻薬です。抗ヒスタミン薬の内服薬として処方されるケースが多いため、点鼻タイプはあまり処方されない傾向にあるようです。(薬名…リボスチン点鼻・ザジテン点鼻)
ステロイド点鼻薬
現在、病院などで処方されている主流の点鼻薬です。
ただ、ステロイドという文字から、多くの人は「強力」「怖い副作用」を連想しがちです。
ところが実際には、最近のステロイド点鼻薬は非常に副作用が少ないのが特徴です。
鼻という場所に局所的に作用し、ステロイド成分が血液に溶け込んで全身に回ることはないとのことです。
ただし、やはりステロイドですから、漫然と長期間にわたって使用するには注意が必要だと思います。
ステロイドにはアレルギーや炎症をおさえる強い作用がるため、高い効果が期待できます。
血管収縮剤点鼻薬
私が40年以上にもわたって愛用してきた市販の点鼻薬ですね。ドラッグストアや薬局で簡単に購入できます。
実は鼻孔の粘膜は「血管の塊」といっていいほど血管が豊富な場所です。
それらの血管がバァーっと腫れ上がることで鼻が詰まるわけですね。
血管収縮点鼻薬は、その血管をギューッと縮ませてくれます。
そのため、一気に鼻詰まりが解消するという即効性があります。
ただし、あまりに頻繁に使うと、鼻の粘膜に抵抗性が出てきて、効きが悪くなることがあるそうです。
効かなくなるから、さらに大量に使うという悪循環に陥るということです。
これが点鼻薬性鼻炎と呼ばれる病気ですね。
それに、結局は単なる対処療法でしかありません。
成分に「塩酸ナファゾリン」・「塩酸トラマゾリン」の表示があるものが血管収縮点鼻薬です。
ステロイド点鼻薬「アラミスト」が劇的に効いた!

今回、私が耳鼻科で処方して頂いたのがアラミストというステロイド点鼻薬です。
血管収縮剤点鼻薬と違って、即効性はありませんが、ステロイドの効果により鼻粘膜の状態が著しく改善しているように感じます。
何といっても、就寝中に鼻の通りが良いので熟睡でき、日中の疲労感がかなりなくなってきたように感じます。
ステロイド点鼻薬の使用で大切なのは、決められた量を、決まった時間に、確実に点鼻することです。
ただし、やはりアレルギー性鼻炎の原因である、アレルゲン(花粉、ダニ、ホコリなど)をできるだけ吸わないようにするといった対策は必須となります。
まとめ
市販の点鼻薬には血管収縮剤が含まれているので、アレルギー性鼻炎の単なる対処療法でしかありません。
できるだけ使用は控えた方がベターでしょう。
病院を受診し、ステロイド点鼻薬を処方してもらい、鼻粘膜の状態を改善する方がアレルギー性鼻炎による酷い鼻詰まりには効果があると思います。
実際、私の場合は1週間ほどアラミストを使ってみて、劇的に効果があったので、このまま使用し続けて、今年の花粉症シーズンに突入したいと思います!