現在、著書第三弾を絶賛執筆中の石部伸之です。
パソコンで長時間執筆していると、肩がガチガチにコリ固まってしまいます。
私の場合、無意識のうちに左肩がせり上がるクセがあり、知らない間に肩がガチガチに固まってしまうことがあります。
今回は、いつでもどこでも、簡単かつ確実に、肩コリを解消するための、筋肉を劇的に緩める方法を紹介します。
目次
筋弛緩法について
筋弛緩法とは、「筋肉を意識的に強く収縮させてから脱力する」というリラックス法です。
米国の内科・精神科医のエドモンド・ジェイコブソン博士が考案したリラクゼーション法で、正式には漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう):Progressive muscle relaxation(PMR)です。
筋肉の性質の一つに、「最大収縮後の最大弛緩」というものがあります。
筋肉は思いっきり収縮させた後が、もっとも緩みやすくなります。
「力を抜こう…」と思ってもなかなか脱力できませんが、いったん筋肉を思いっきり収縮させて、その後に力を抜くと、自然と脱力感を味わえます。
実は私たちが時々している「背伸び」も、一種の筋弛緩法です。
思いっきり両手を挙げて背中の筋肉を収縮させるように伸びをすると、その後、スッと楽になりますよね。
このように、私達は無意識のうちにこの筋弛緩法を実践しているのです。
筋弛緩法で血行が促進される
筋肉が伸縮すると、内部を通っている血管やリンパ管が揉まれるようになるので、ポンプのように血液やリンパ液の循環が促されます。
ですから緊張してガチガチに固くなった筋肉は、循環が悪化し、疲労物質や代謝物質も溜まりやすくなってしまます。
筋肉を思いっきり収縮させると、筋肉内の血液やリンパ液を絞り出すことができるので、血行が促進されます。
脱力した後、リラックスできる
筋弛緩法を行うと筋肉の緊張が解かれてリラックスすることができます。
例えば、両手で拳をギュゥ~っと握ってみましょう。(握る力は6~7割くらいがよいでしょう)
そのまま約5秒間キープします。
そして握った拳の力をスゥ~っ抜き、脱力を実感してください。
普通に手をブラブラさせて力を抜こうとするよりも、脱力感を味わうことができるはずです。
これを身体のいろいろな部位で行うことで、意識的にリラックスすることが可能となります。
肩こりを一撃かつ簡単に解消する方法
肩コリは、後ろ首~上背部の筋肉の緊張が原因です。
この部分には皮膚から浅い順に、僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、後頭下筋群といった筋肉が何層にも重なっています。
これらの筋肉を最大限収縮させて、脱力することで、血行を促進させて、筋肉の緊張を緩めることができます。
ただし、筋肉は関節の向きと角度によって収縮力に違いが生じます。
後ろ首~上背部の筋肉群を最大限収縮させるには、上の写真のように、肘を曲げて腕を開き、肩甲骨を引き寄せた状態で肩甲骨を上に上げ、さらに首を反らす必要があります。
身体中にあるあらゆる筋肉が、関節の向きと角度によって、収縮力に大きな差がでてきます。
筋肉を「最大収縮させた後に最大弛緩」させるための「関節の向きと角度」を理解する必要があるのです。
これに関しては、著書第三弾で詳しく解説する予定ですので御期待下さい!