運動の始め方 Vol.01 スクワットがおススメ

運動の始め方
運動するには何から始めたらよいのか?

健康のために運動やスポーツを始めたいが、なかなかできないという方が大勢おられます。

美と健康のためには運動は不可欠です。しかし運動を習慣化することほど難しいことはありません。

運動を習慣化するための様々なノウハウをお伝えするこのカテゴリーの初回は、「健康のために運動したいが、何から手を付けていいかわからない…」という方々へのお話しです。

目次

衝撃的だった同窓会

運動の始め方

2年程まえ、中学時代の同級生が集まる飲み会に参加したことがあります。

50歳になった男女合わせて30名程の同窓生と三十数年ぶりに会うことができました。

懐かしい昔話で盛り上がり、楽しいひと時を過ごせたのですが、非常に衝撃的だったことが一つありました。

それは、参加者のほとんどが、まったく運動やスポーツをしていないということです。

中学時代に野球部や陸上部で名を馳せ、女子生徒にキャーキャー言われていた男達の全員が、ただのオッサンになっていたのです。(私もオッサンですが…)

当時の精悍な面影など微塵もなく、酒を飲んでは中学時代の栄光に酔いしれるオッサン連中の姿を見ていると、なんともやるせない気持ちになりました。

飲み会に集まっていたほとんど全員、男性も女性も皆一様にこう言います。

「運動なんて面倒くさいし、する必要もない。興味すらない」と…。

私にとっては、運動することはライフワークであり、趣味でもあり、楽しくて仕方ないことなのです。

ところが他の同級生からしたら、運動は苦しみ以外の何物でもありません。それを楽しいという私は、変人そのものなのです。

その飲み会で、運動の素晴らしさについて熱く語る私は、明らかに“浮いた存在”だったのです。

運動なんてする必要が無いとは云うものの…

ところが話をしていると、誰もが心のどこかでは「健康はやはり大事である」と痛感しており、高血圧や肥満体質に大きな不安を抱えているのです。

そして女性陣の願いは唯一つ、「とにかく若々しく、美しくありたい…」なのです。

私が「美と健康のためには、ある程度の運動は必要だと思うよ…」というと、

「分ってはいるんだけどねぇ…」というばかりで、「じゃぁ何から始めればよいの?」と聞いてくる女性は皆無でした。

仕事をしている人で、運動習慣のある人は少数派

運動するには何から始めたらよいのか?

友人であるS61児島高校卒の男達は皆、定期的にランニングやスイミングで身体を動かしている人ばかりです。

嫁も週2~3回は仕事後にソフトバレーをしていますし、子供たちもソフトテニス部で運動三昧の学生時代を過ごしています。

そのため、つい「運動するのが当たり前」だと思う節がありました。

しかし実際、周りを見渡してみると、定期的に運動している人は極めて少数であることがわかります。

特に働き盛りの40代、50代で、運動習慣のある人は極めて少数です。

仕事に追われ疲れているのに、運動しようという気持ちには、なれないのかもしれません。

独身の20代ならジムに通う元気もあるのでしょうが、40代、50代になると、次第に運動から無縁の生活となりがちです。

しかし40代、50代こそ、身体が衰え始め、ストレスも溜まり、老化が進行する年代であり、健康のための運動が最も必要な世代なのです。

運動することが既に習慣となり、週に何度か定期的に運動している人は良いとして、まったく運動習慣のない40代、50代の人が運動を始めるには何が必要なのでしょうか?

何から始めたらよいのかわからない…

運動習慣の無い40代、50代の人が、運動を始めるときの最大の問題が「何をしてよいか分からない」ことです。

例えば健康診断でメタボと診断され、医師から「運動しましょう」と言われても、どんな運動をしてよいか分かりません。

一念発起して、ジムに入会するには相当の覚悟が必要ですし、公営の運動施設に行くのも勇気が必要です。

そのため多く人は、健康のためにと、無難にウォーキングをし始めるのです。

運動の始め方

しかし実際にウォーキングをしてみるとわかりますが、「汗をかいて運動した」という実感を得るには、最低でも20分以上、それなりの速度で歩き続けなければなりません。(ウォーキング実践方法は別記事で解説)

結局、運動したという実感も効果も得られず、いつのまにか歩かなくなる…という状況になってしまう人が多いはずです。

スクワット20回×3セットから

運動の始め方

運動習慣のない方に私がおススメするのは、入浴前に「スクワット20回×3セット」から始めることです。

短時間(5分以内)で、それなりに運動効果と充実感を得ることができます。

何から始めたらよいのか分からない方には、とになく「スクワット」がおススメです。

身体の約6割の筋肉は、臀部を含む下半身にあります。

スクワットは下半身を酷使するので、かなり効率よく筋肉を鍛えることができます。

また心拍数もかなり上昇するので、心肺機能の強化にも効果的です。
関連記事→スクワットで究極の足腰を作り上げよう

運動するのに最適なタイミングとは?

運動するのに最も適した時間帯とは、身体がある程度、興奮して温まっている状態です。

理想的なのは、帰宅した直後、ホッと一息つく前に、そのまま運動し始めるのがベストです。

帰宅して少し休んでしまうと、身体の興奮がいったんおさまってしまいます。

そこから再び身体に喝を入れて運動しはじめるのは、かなりの労力が必要で、強い意志が必要となります。

帰宅直後は、一刻もはやくホッと一息つきたいところでしょう…。しかしそこで一息ついてしまうと、そこからまた身体を動かそうという気には、なかなかなれません。

だからこそ、短時間(5分以内)で全身を追い込めるスクワットがおススメなのです。

とにかく「スクワットしろ!」

スクワット 効果 やり方

もし、運動をする習慣がないにもかかわらず、心のどこかで「美と健康のために運動が必要だ…」と感じているのなら、帰宅してすぐに、意を決してスクワットをしてみましょう。

とにかく、あれこれ考えずに、とにかくスクワットです!

これができたら、あなたは運動を習慣化するための最初の、そして最大のハードルを乗り越えたことになります。

次回は、スクワットする以外の運動バリエーションについてのお話です。

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