昨日、約一年半ぶりにプールでスイミングをしてきました。
久々に泳いでみて、改めてスイミングが身体にとって実に素晴らしい運動だということを再認識しました。
今回は、もっと積極的にスイミングをしようという記事です。
目次
私がスイミングに抵抗がない理由
私が小学生の頃、近くの公営プールで、夏休みの間だけ、小学生を対象とした一週間の水泳教室が開催されていました。
中学校に入ると部活が始まり、夏休みも部活で忙しくなるため、その水泳教室に参加するのは小学生だけだったというわけです。
当時はスイミングスクールなどは存在せず、泳ぎを習うためには、その水泳教室に参加する以外に選択肢はありませんでした。そのため毎年何百人もの小学生が、その水泳教室に参加していました。
その水泳教室は、地元児島の潮泳会(ちょうえいかい)という団体によって運営されていました。
潮泳会とは、古式泳法神伝流の伝承者達の集まりだったので、当時はクロールや平泳ぎといった競泳に加えて、古式泳法も教えられていたのです。
水泳教室に参加できるのは小学四年生からで、最初は初級から習いはじめ、最後の六年生になると多くの小学生が上級へと進級します。
実はこの潮泳会の会長が、私の祖父の友人だったため、私だけ特別に小学校一年生の時からその水泳教室に入れられ、水泳を習っていたというわけです。
通常は小学校四年生のときに初級から始めますが、私は四年生の時にはすでに上級になっており、六年生の時には上級のさらに上の、初段を取得していたというわけです。
私が通っていた中学校の水泳部の顧問が、潮泳会の先生だったので、中学時代に私は水泳部に入部し、夏休みの間は、その水泳教室で、小学生に水泳を教えることになったというわけです。
そして中学三年生の時に、神伝流三段を取得しました。
神伝流四段を取得
ところが中学を卒業してからは、ほとんど泳ぐこともなくなり、潮泳会の集まりにもほとんど参加しませんでした。
子供が中学になるまでは、よく一緒にプールに行きましたが、子供から絶対に目を離せないので、子供と一緒に遊ぶ程度で、泳ぐことはありませんでした。
しかし子供が成長し、一緒にプールに行ってくれなくなった頃からトライアスロンに参加するようになり、スイミングを本格的に再開したというわけです。
このような経緯から、私は泳ぐことに対してまったく抵抗が無く、トライアスロンでもスイミングはまったく問題はありませんでした。
同時に、長らく離れていた潮泳会の初泳ぎにも参加するようになり、神伝流四段を取得しました。
スイミングのメリットとは?
スイミングには次のようなメリットがあります。
全身運動
スイミングの最大のメリットは全身運動だということです。
クロールでも平泳ぎでも、左右の手足を均等に大きく動かし続けますし、その手足を動かすために必要な体幹の安定性も強化されます。
関節に負担がかからない
水の浮力があるため、運動中に関節に衝撃が加わりにくいため、関節に優しい運動といえます。
しかし骨に衝撃が加わらないということは、骨への刺激も少なくなるので、ランニングなどに比べて骨格の強化はあまり期待できません。
心肺機能が強化される。
スイミングでは、規則正しい呼吸をする必要があります。これにより心肺機能が強化されます。
集中力が高まる
スイミング中は、何かを考えるということがしにくいため、無心状態、無我の境地に突入しやすいといえます。
これは集中力を高めるのに役立つと思います。
スイミングのデメリットとは?
気軽にできない
スイミングの最大のデメリットは、気軽にできないということです。
プールや海水浴場まで行かなければならないため、それなりの時間と覚悟が必要となります。
夏の間は海水浴場へ行けばよいのでしょうが、瀬戸内の海は、沖縄の海と違って、ハッキリ言って汚い…。
私もトライアスロン直前に何度か地元の海で泳ぎましたが、あまりのゴミの多さに、辟易しました…。
沖縄に住んでいたら、夏はスイム三昧なのですが…。(慶良間諸島でのシュノーケリング写真)
自分のペースで泳げないというストレスがある
プールでは、泳ぐコースが規定されており、しかも一つのコース内で何人も泳いでいることがあります。
ですから、なかなか自分のペースで泳ぐということができません。
温水プールなどへ行くと、休むことなくプールを何往復も泳ぎ続ける猛者たちがいます。
私のような「にわかスイマー」は、泳げてもせいぜい2~3往復、だいたい1往復ごとに休憩しますし、泳ぐスピードもそれほど速くありません。
猛者たちにコースを譲ったり、猛者たちの邪魔になったりと、人が多い混雑したプールで泳ぐのは、かなりのストレスとなる場合があります。
やはり泳ぐべき…
スイミングのデメリットは、スイミングしよというヤル気を大きく損なうものですが、それでも意を決して、たまにはプールで泳ぐべきだと思います。
私の場合、著書第三作目の執筆が超絶的に忙しく、わざわざ時間を割いてまでプールに通うということができませんでした。
しかし、久々にプールに行くと、かなりの気分転換となり、実に気持ちよく泳ぐことができました。
私がよく利用する「ウェルポート灘崎」にある温水プールは、ジャグジーも併設されているので、泳ぎ疲れた身体を癒すこともできます。
また、これからは花粉症の季節となりますから、野外でのランニングは、咳喘息&花粉症の私にとっては過酷な季節の始まりです。
これからは、ランニングを減らし、真剣にスイミングに取り組んでみようかと思っているところです。