お尻が痛いランナー必見! 坐骨神経痛を解消せよ!

ランナー必見 お尻の痛み 坐骨神経痛 解消法

鍛え抜いていますか?

今年の冬はハーフマラソンに三回出場しました。

ランニング練習を一生懸命していた頃、脚の付け根、ちょうどお尻の奥に鈍い痛みが出ることがありました。

典型的な坐骨神経痛でしたが、現在では痛みは消え、快適にランニングしています。

今回は多くのランナーやウォーカーを悩ます坐骨神経痛について、その原因と解消法、予防法を考察してみました。

目次

坐骨神経とは?? 坐骨神経痛とは??

脳から伸びる脊髄は、左右に脊髄神経という枝を出しながら、背骨の中を腰のあたりまで伸びています。

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腰の脊髄から左右に伸びた脊髄神経は、お尻の骨=坐骨周辺で太くなっています。

ここが坐骨神経と呼ばれる部分です。

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坐骨神経痛とは、この坐骨神経が圧迫、刺激されてお尻や太ももの後ろに出る痛みやシビレです。(坐骨神経痛は、あくまで症状のことであり、坐骨神経痛という病気はありません。)

坐骨神経痛を引き起こす病気、つまり坐骨神経を圧迫、刺激する原因には、「筋肉の硬直」と「腰椎の変形」の二つが考えられます。

坐骨神経痛を引き起こす腰椎の変形とは?

坐骨神経痛は、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎スベリ症といった「腰椎の変形」によって引き起こされることがあります。

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腰椎が変形すると、坐骨神経の根元部分の腰髄(ようずい=脊髄の腰の部分)が圧迫、刺激されるからです。

腰椎が変形して引き起こされる坐骨神経痛は、病院での治療、リハビリテーションが必要となります。

坐骨神経痛を引き起こす筋肉の硬直とは?

坐骨神経痛は、いろいろな筋肉の中や隙間を通っています。それらの筋肉が緊張して硬くなると、坐骨神経は圧迫、刺激されるようになります。

実は、坐骨神経痛をはじめとする腰痛は、非常に個人差がある症状です。

腰椎が変形していても、坐骨神経痛や腰痛が出ない人がいます。

腰椎が変形していないにもかかわらず、激しい坐骨神経痛や腰痛に見舞われる人がいます。

痛みやシビレが我慢できない場合は、必ず病院(整形外科、神経外科)を受診し、自分の腰椎の状態を把握するようにしましょう。

今回は、多くのランナーやウォーカーを悩ます「筋肉の硬直」による坐骨神経痛に焦点をあてて解説します。

坐骨神経を圧迫する筋肉を完全理解しよう!

股関節は、大小さまざまな筋肉の働きによって動かされます。

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深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)と呼ばれる筋肉群は、大腿骨を骨盤に結びつける重要な役割を担っています。

深層外旋六筋は、その名の通り、収縮すると股関節を外旋させます。

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「股関節を外旋させる」とは「大腿を捻って、太ももの前面が外側に向く動き」のことです。(逆の動きが内旋となります。)

坐骨神経はこの深層外旋六筋の中を通っており、人によっては梨状筋(りじょうきん)の中を貫いている場合もあるのです。

やっかいなのは、この深層外旋六筋はお尻の大きな筋肉(大殿筋)の奥の方にあるため、なかなか感じ取ることができないということです。

にもかかわらず、この深層外旋六筋はランニングやウォーキングだけでなく、立位動作において常に酷使されており、疲労が蓄積しやすく、硬直しやすい筋肉です。

坐骨神経がお尻のどの部分で圧迫、刺激されて、坐骨神経痛が引き起こされるか理解できたでしょうか?

次回は、この深層外旋六筋のストレッチ法、マッサージ法、トレーニング法について解説したいと思います。

…to be continued(続く…)

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