風邪ウィルスは熱殺(ねっさつ)で倒す。危険なので真似は禁忌

風邪ウィルス 熱で治す

あなたは「熱殺(ねっさつ)」という言葉を御存知でしょうか?

小さなミツバチが集団で大きなスズメバチを包み込み、小さな羽を震わせて熱を出して、包んだスズメバチを高熱で殺すという必殺技のことです。

実は私は風邪のひきはじめで、この「熱殺」という必殺技を使って風邪ウィルスと戦うことがあります。

ここ数日、咳が出て何となく風邪の引き始め感があったので、熱殺をしてみました。

ただこの必殺技は極めて危険なので決して真似しないようにお願いします。

まずは「細菌」と「ウィルス」の違いを完全理解

私達の身体に様々な病気を引き起こすのが「細菌」と「ウィルス」です。

細菌が増殖、繁殖する方法

バナナを長期間放置しておくと腐ります。

この「腐る」という状態は、細菌がそのバナナを「えさ」にして分裂・増殖し、細菌だらけになるということです。

つまり細菌は「えさ」さえあればどこでも簡単に増殖し、繁殖することができます。

ウィルスが増殖、繁殖する方法

ウイルスは細菌のように「えさ」を食べて増殖することはありません。

ウイルスの多いところにバナナを放置しておいてもウイルスが増殖することはありません。

ウイルスは他の生物の細胞の中に入り込み、その細胞の増殖機構を借りて、自分を増殖させます。

すなわち、他の生物の細胞の中に侵入して「寄生」しないと増えることができないのです。

風邪ウィルスに抗生物質は効かない

風邪ウィルス 熱で治す

細菌に感染すると、身体の中では白血球の中の「好中球」が増えて細菌と戦います。

血液検査で白血球数が増えている場合は、「白血球が細菌と戦うために増殖している」、つまり身体が細菌に感染している可能性が高いということになります。

細菌の治療薬としては「抗菌薬(抗生物質)」が一般的ですね。

あなたも病院で「化膿(かのう)止め」として処方されたことがあるでしょう。

一方、ウィルスに感染すると、身体の中ではリンパ球(とくに細胞傷害性Tリンパ球)が増えてウィルスと戦います。

ウィルスの治療薬は種類が少なく、一般的なものとしては「抗インフルエンザウイルス薬」か「抗ヘルペスウイルス」くらいだと思います。

つまりインフルエンザ以外の風邪をひいてしまった場合、その症状を緩和する薬はあっても、風邪ウイルスそのものをやっつける薬はありません。

かぜ薬は、熱、のどの痛み、鼻水、咳といった症状を和らげる働きがありますが、ウィルスを直接やっつける訳ではありません。

当然ながら、ウイルスに対しては抗生物質は無効です。

風邪は自分の免疫力で治すしかない

風邪の原因となるウイルスを直接的にやっつけてくれる薬はありません。

ですから基本的には風邪は自分の免疫力で治すしかないということになります。

免疫を高めるには、疲れをとるためにしっかりと休養し、栄養をとることが大事です。

風邪に対しては、免疫力を高めるしか対処方はありませんが、実はもう一つ、方法があります。

それが熱を利用する方法です。

熱を利用して風邪ウィルスに対応する

風邪をひくと発熱しますが、発熱する理由は2つあると言われています。

ウィルスは熱に弱い

ウィルスは熱に弱いので、身体が発熱することでウィルスの増殖が防げます。
風邪ウィルスは約40℃で死滅するといわれています。

免疫機能が高まる

ウィルスを撃退する白血球の働きのことを免疫機能といいます。

この免疫機能が活発になるのが温度が37~38℃の時だといわれています。

熱殺(ねつさつ)で風邪ウィルスを撃退

つまり熱を上手く利用すれば、風邪ウィルスを上手く撃退できるというわけですね。

高熱が出たときは、体力消耗や熱性痙攣が起こらないように解熱薬を服用するのが一般的です。

しかし発熱は風邪ウィルスを撃退するための身体の反応だと考えると、熱を下げるのは控えたほうがよいとも考えられます。

勿論、インフルエンザなどで高熱が原因で脳症をきたす場合も考えられるので、あまりにも高熱の場合は、医師の指示に従うのがベストです。

ただ、私の場合は、風邪のひきはじめの症状がある場合、敢えて大汗をかく運動をします。

具体的な方法は、厚着をしてエアロバイクを20~30分こぐのです。

風邪ウィルス 熱で治す

エアロバイクを漕いだことがある人は分かると思いますが、ランニングよりも遙かに大汗をかき、体温が劇的に上昇します。

ランニングは身体への負担が大きいので控えましょう。

また、あまり汗をかかないにもかかわらず、身体への負担が大きい筋トレは禁忌です。

水分をしっかり摂取し、エアロバイクで大汗をかいて体温を上昇させ、体内の風邪ウィルスを熱殺します。

エアロバイクを漕いだ後は、お風呂に入りさらに身体を温め、その後は、市販の風邪薬(パブロン)を飲んで即、熟睡します。

エアロバイクにより身体が疲労し免疫力が低下しているので、必ず十分な睡眠をとります。

この熱殺は、運動経験が豊富で体力がある人でなければやってはいけません。
また既に風邪により発熱している時もしてはいけません。

このように敢えて体温を上昇させて、体内の風邪ウィルスを熱殺する方法は、自分の身体を十分に理解できていないと危険ですので、マネはしないようにしてください。

スポンサードリンク




ABOUTこの記事をかいた人

理学療法士・看護師・介護支援専門員。 身体を鍛えることをこよなく愛する51歳。 熱烈なボディビルダー、サイクリスト、トライアスリートで、地元で毎年開催される【倉敷国際トライアスロン大会】に参戦しております。