ハゲ薄毛治療の光と闇 育毛戦記04

AGA治療 ブログ 薬の値段

前回までの続き…。

頭頂部の薄毛がかなり目立ち始めた2017年。

市販のハツモールという育毛剤を3ヵ月使用してみた。

しかし薄毛はまったく改善せず…。

ネットでいろいろ調べた結果、私の薄毛は男性型脱毛症(AGA)であるとの結論に達した。

男性型脱毛症(AGA)治療の基本…

それは脱毛ホルモンともいえるジヒドロテストステロン(DHT)の生産を抑えること。

そのためには、毛根部にある 5α還元酵素の働きを阻害する薬を服用する必要がある。

しかしいったい何処でその薬を処方してもらえば良いのだろう…。

悩んだ末、私は意を決し男性型脱毛症(AGA)専門クリニックを受診した。

それが2017年7月6のことである。

目次

男性型脱毛症(AGA)専門クリニックで受診

2017年07月06日

とあるAGA専門クリニックを受診した。

そのAGAクリニックは繁華街の雑居ビル1Fにあった。

入口のドアを開けて中に入ると、男性スタッフが一人、私を出迎えてくれた。

狭いフロアに他には誰一人いない。

できるだけ他の人とはすれ違わないように配慮されているのは明らかだ。

すぐに小さな個室に案内され、そこで自分の気になる症状(ハゲ薄毛)や、持病の有無などについての問診票を書かされた。

私の対応をしてくれた男性スタッフは毛髪診断士のようである。(壁には毛髪診断士の免許状が掲げられていた)

私:「86歳になる父親は今でもビックリするほど髪がフサフサです。まさか自分が、髪が薄くなるとは思っていませんでした。」

毛髪診断士:「薄毛は母方の遺伝が強くでます。つまり母方の祖父がハゲているかどうかが重要なのです」

なんてこった!

私は母方の祖父についてまったく記憶がない。

しかし昔の写真でみた祖父は確かハゲていたような…

つまり父の髪がどんなにフサフサであろうが、私にはハゲ薄毛の遺伝が引き継がれているのだ!

10分程で問診を終え、隣の診察室へ呼ばれた。

いよいよ医師による診察だ。

私が記入した問診票を確認した後、医師はスコープで薄くなった頭頂部をチェック。

パソコン画面に拡大された私の頭頂部の髪は、明らかに細く、短く、弱々しい…。

もみあげ部分の髪もスコープで拡大して見せてくれた。

2ヶ所を比較してみると、明らかに髪の勢い、太さ、長さ、密度が違う。

医師:「男性型脱毛症、AGAですね。詳しい治療方法についてはスタッフからお聞きください。」

医師の診察は僅か数分程度で終了。

再び隣の個室に案内され、毛髪診断士からAGA治療について詳しい説明を受けた。

再生医療の手術を受けるか? 内服薬を飲むか?

AGA治療では、再生医療の手術を受けるか、薬による治療を受けるかを決めなければならない。

そのクリニックでは、HARG療法(ハーグ療法)という再生医療が受けられるとのこと。(私はしばらくHARG療法をハーゲ療法と勘違いしていた…。)

HARG療法とはハゲ薄毛の部分に直接、薬を注射することで毛髪を確実に生やす方法である。

毛髪診断士も「確実に生えます」と言い切るほど効果があるそうだ。

しかし大きな問題が一つ。

HARG療法は凄まじく高額なのだ。

1回約120000円の治療を、数回受けなければならない。

ハゲ薄毛治療に幾らでもお金を出せる人ならば、HARG療法もよいだろう。

しかしパッと100万円近くも治療費を出せる人はそういないはずだ。

必然的に多くの人は内服薬による治療を選ぶことになる。

当然、私も内服薬による治療を選択した。

内服薬による治療では、基本的に二種類の薬が処方される。

AGA治療 ブログ 薬の値段

5α還元酵素の働きを妨害する薬(AGA治療薬)毛細血管を拡張させる薬である。

とりあえずこの二種類の薬を服用するのがAGA治療の王道なのだ。

しかし内服薬による治療にも、次のような問題点があるのだ!

★:海外から輸入された国内未承認薬を処方されることがある。(私の場合がこれ)

★:健康保険が適用されない自由診療なので、治療費が高額になる。

★:国内承認薬でも副作用が心配

海外から輸入された国内未承認薬を処方される

下の表は私が提示されたAGA治療薬の値段をまとめたものだ。

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AGA治療薬としては「ザガーロ」という薬のジェネリック医薬品を選択した。

注…ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品を独占的に販売してきた製薬会社の特許期間が過ぎたために、他の製薬会社からも販売できるようになった同じ有効成分の薬のこと。

先発医薬品に比べて開発費や開発期間が少ないため、価格が安い。

血管拡張剤は「ミノキシジルタブレット」を選択

二つの薬の値段は税込み¥42984(3ヵ月分)だ。

1ヶ月の薬代が¥14000

決して安い値段ではない。

問題は、受け取った薬が実は海外から輸入された国内未承認の薬だということだ!

国内未承認の薬であっても、海外では承認されており安全性は保障されている。

だからこそ国内の病院、クリニックでも処方されているのだ。

しかし問題はその値段である!

実は「デュプロストカプセル」については、個人輸入した場合の5倍で処方されていたのだ。

私はクリニックで、ザガーロのジェネリック医薬品「デュプロストカプセル」に ¥26000/100錠・税抜き支払った。

しかし海外通販サイトで同じ「デュプロストカプセル」が¥5535円で買えるのだ!

実に5倍近い値段で処方されたことになる。

海外通販や個人輸入が普及した現在でも、まだこのことを知らないハゲ薄毛の人は多い。

確かに、海外通販で薬を輸入するのはチョッと危険だと思うはずだ。

健康に影響する「薬」を買うわけだから心配になるのは当然だろう…。

個人輸入した場合、得体の知れない薬、偽物の薬かもしれないというリスクも確かにある。(実際には輸入代行業者が存在しているので、その危険性はかなり低いといってよいのだが…)

それでも個人輸入をためらう人は多いことだろう…。

ハゲ薄毛治療を格安でできるか、ぼったくられるかの違いは、実はこの一線を越えられるかどうかにあるのだ!!

…to be continued(続く…)

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