走行距離が45000kmに達したので、ベンツCクラス(W205)のタイヤを交換しました。
果たしてその費用は?
目次
走りの低下
最近、車線変更で白線の上を横切ったり、マンホールの上を走ったりすると、何となく後輪がスベる感じがしていました。
私のCクラス(W205)は後輪駆動ですから、走行時の微妙な車体の横スベリを、かなりはっきりと認識することができます。
タイヤの溝を確認したところ、かなり消耗しております…。
既に45000km走っており、明らかに車体の横スベリが大きくなったので、タイヤ交換することにしました。
W205のタイヤサイズと性能
タイヤサイズはタイヤ側面に表示されています。
タイヤの側面には、メーカー名や商品(ブランド)名のほかにも、様々な表示があります。
私のCクラス(W205)が装着しているコンチネンタルの場合は、「225/50R17 94W」と表示されています。
タイヤ幅 「225/50R17 94W」
最初の数字がタイヤ幅で、225mmとなります。
扁平率 「225/50R17 94W」
偏平率とは、タイヤの幅に対する高さの比率を表す数値です。偏平率(%)=H(断面高さ)/W(断面幅)×100
偏平率が同じタイヤの総称を「シリーズ」と言うそうです。
ラジアル構造 「225/50R17 94W」
ラジアル構造に関してはコチラで完全理解! ➡【ラジアル構造とバイアス構造の違い 日本グッドイヤー公式サイト】
ホイールサイズ 「225/50R17 94W」
単純にホイールのサイズですね。私の場合は17インチです。
ロードインデックス 「225/50R17 94W」
ロードインデックスは、規定の条件下で、タイヤに負荷することが許される最大の質量を表す指数のことで、タイヤの最大負荷能力のことです。
速度記号 「225/50R17 94W」
タイヤがそのロードインデックス条件下において、走行可能な最高速度を記号によって表したものです。
Wは時速270kmの負荷まで耐えられるタイヤで、これはかなり凄いですね。
そしてメーカーが欧州ブランドの「コンチネンタル」です。
ランフラットタイヤ
今のベンツに乗るまで、ランフラットタイヤについて全く知りませんでした。
ランフラットタイヤとは、タイヤの空気圧がゼロになっても、一定距離を走行できるタイヤです。詳しくはコチラ⇒【ランフラットタイヤとは? JAF公式ホームページ】
時速80kmで距離80kmの走行が可能で、いざという時でも近くの修理工場までなら十分に耐えられるよう設計されています。
また、スペアタイヤが不要となります。ただし、乗り心地がかなり硬いのが特徴です。
私も初めてCクラス(W205)に乗った時、今までは全く感じなかった、通勤路の地面の僅かな段差で「ガタン‼」と音がして、ビックリしたのを覚えています。
「ランフラットタイヤは乗り心地が固い!」のは紛れもない事実です。
ランフラット以外のタイヤを装着できるのか?
ベンツCクラス(W205)の場合、ランフラットタイヤがパンクした場合、その空気圧で感知するシステムが装備されています。
タイヤの空気圧が低下すると、メインディスプレイに警告が表示されるわけですね。
…ということはですよ、タイヤを交換したときに、そのシステムのリセットやら何やらが必要となるため、近所の車屋さんで気軽にタイヤ交換できるものではないと思われます。
また、ランフラットタイヤ以外の通常のタイヤを装着することも可能ですが、スペアタイヤがありませんし、パンク修理キットを別途購入する必要があります。
ただ単に、ランフラットから普通のタイヤに交換したところで、車検が通らないわけですね。
ベンツのタイヤを格安で交換できるのか?
以前、近所のガソリンスタンドでオイル交換してもらったときに、タイヤ交換の見積もりをお願いしました。
それによると、同サイズで、ハイグレートのブリジストンタイヤが約19000円、ミドルグレードで約160000円、最も安いグレードで約140000円、そしてランフラットにすると約230000円の見積もりでした(高過ぎ!)
ネットでいろいろ調べてみると、通販でタイヤを購入し、持ち込みでタイヤ交換してくれる業者にお願いすると格安でタイヤ交換が可能という記事をいくつかみつけました。
コンチネンタルの同じタイヤをネットで約120000円で購入し、業者にお願いすると、約140000円で交換可能と思われます。
そこで岡山市内にある某業者に電話で尋ねたところ…
業者さん:「ベンツでも、持ち込みタイヤ交換は問題ありません」
しかし「ランフラットタイヤは固すぎるので、うちでは対応できません」
さらには、「ランフラット以外に交換すると、スペアタイヤや修理キットが必要があるので、タイヤ交換しただけでは車検を通りません」とのこと。
結局、ネットでタイヤを購入し、業者に持ち込む計画は即座に頓挫したわけです…。
やはり頼りになるのは正規ディーラー
実は9月にディーラーで定期点検を受けたとき、タイヤの見積もりをお願いしていました。
それによるとガソリンスタンドとの見積もりとは大違いで、ランフラットタイヤが約190000、普通のタイヤにすると約250000もします。
実は「タ○○館」さんでも見積もりをお願いしたのですが、そちらではランフラットタイヤが約250000、ブリジストンのハイグレードで約220000でした。
結局、無難に正規ディーラーでランフラットタイヤを交換してもらうのがベストという結論に至りました。
それにバックアップバッテリーの修理もありますから、やはり正規ディーラーがベストです。(岡山の片田舎では、ベンツを維持するなら個人的には正規ディーラーがベストだと思います。)
…というわけで、予約していた日に、愛車のベンツCクラス(W205)を正規ディーラーさんに持ち込むこととなりました!
…続く(…to be continued)