5月末頃より咳が出はじめ、6月末頃には苦しくて夜も眠れないほどでした。
精密な検査を受けた結果、どうやら咳喘息にかかってしまったようです。
私は生まれてこのかた一度も喘息のような症状に見舞われたことはありません。
激しい咳でこんなに苦しんだのは初めてです。
今回は、咳喘息の経過、治療についての記事です。
目次
咳喘息とは?
咳喘息は、いつまでも咳が続く気管支の病気です。
咳喘息は一般的な喘息と同じく、いろいろな刺激により気道が狭くなり、激しく咳き込みます。
刺激には次のようなものがあります。
・室内外の温度差
・受動喫煙(タバコの煙)
・飲酒(アルコール)
・ストレス
・ホコリやダニといった、いわゆるハウスダストなど
このように、咳喘息はアレルギー性の気管支炎といえます。
風邪が治った後などに、咳だけがまったく治まらないという状態が数週間以上続くようなら、咳喘息の可能性があります。
咳喘息の症状
咳喘息では空咳(からぜき)が一ヶ月以上続きます。
呼吸時にゼイゼイ、ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)はありません。
喉にイガイガ感を伴うことがありますが、発熱や痰がからむといった症状はほとんどありません。
咳は夜中~明け方に激しくなります。
私の場合は笑ったときに咳が一気に激しくなります。
将来的には喘息になる可能性あり
咳喘息は、喘息になる前の段階であるともいわれています。
放置すると本格的な喘息になってしまうことがあるので、正しく治療しなければなりません。
他の病気がないことを確認(除外診断)
咳が出る病気には、肺癌、結核、肺炎、百日咳など、さまざまなものがあります。
まずはこれらの病気ではないことを診断してもらいましょう。(除外診断)
日中に咳き込み、呼吸困難になった直後に採血してもらったのですが、血液検査の値は全て正常。
炎症反応も(-)で、白血球の増加もありませんでした。
レントゲンでも肺に異常な所見はなし。
マイコプラズマ肺炎もありませんでした。
実は、今年は例年にくらべて花粉症の症状にかなり苦しみました。
このことからも、アレルギー性の気管支炎である咳喘息であると診断できます。
咳喘息の特徴としては、気管支拡張剤が効くことが診断の大きな手掛かりとなります。
私も、処方された気管支拡張剤を吸入すると、かなり咳症状が落ち着きました。
私の咳喘息の経過
現在処方されている薬は、気管支拡張剤など喘息の患者さんに処方される薬と同じです。
6月には夜間の咳が激しく、呼吸ができずに夜も眠れないほどでした。
しかし現在は、僅かな咳と、喉の締め付け感がある程度で、症状はかなり落ち着いています。
ストレスが大きな原因だった
一般的な喘息はストレスによっても悪化すると云われています。
咳喘息も同様で、ストレスが引き金となることあります。
実際、私の場合もストレスにより咳喘息が爆発したように思います。
5月末~6月にかけて、かなりの倦怠感があったにもかかわらず、スケジュール通りにハードなトレーニングを続けていました。
日中は休む暇もないほど仕事が忙しく、バタバタと動きっぱなし…。
それに加えて著書第三弾の執筆という大仕事もこなさなければなりません。
そして一番のプレッシャーだったのが、9月8日に迫っている第9回倉敷国際トライアスロン大会です。
大好きなスポーツがストレスに変わるとき
私は身体を鍛えることが趣味で、筋トレ、ロードバイク、ランニングなどのスポーツをこよなく愛しています。
ところが本来楽しいはずの趣味が、いつの間にか義務となり、大きなストレスとなっていました。
原因は9月8日に迫った第9回倉敷国際トライアスロン大会です。
トライアスロンを完走するためには、生半可な練習をするわけにはいきません。
少しくらいの倦怠感があっても、持久力を高めるためにトレーニングしなければなりません。
しかし倦怠感があるためトレーニングの効果もあまりあがらず、それが一層のプレッシャーになっていたようです。
ストレス発散のためのスポーツがストレスになってしまったのです。
やはり楽しむことができなければ、トライアスロンに出場する意味も、スポーツをする意味もありません。
このことが良く分かったので、今年は倉敷国際トライアスロン大会は棄権しようと思います。
己の健康が一番大切ですし、著書第三作目の執筆も大変ですから…。