ここ2週間ほど、夜間に激しく咳き込み、まともに寝ることもできませんでした。
日中はほとんど症状がないので、市販の薬(パブロン)を飲んでいたのですが、夜間の咳がまったく改善されません。
もしかして重篤な病気(マイコプラズマ肺炎や、結核)ではと心配になり、詳しい検査を受けました。
目次
気になる検査結果は?
肺や心臓の雑音を聴診して頂きましたが、特に異常は無し…。
感染症や炎症の有無を調べるため、血液検査を受けました。

血液検査の結果は特に問題なし!(クレアチニンが相変わらず少し高いが、それに関しては次回に考えます…)
白血球が軽度上昇しているので、やはり何かに感染していたと思われます。
…ということで、白血球について詳しく調べてみました。
白血球の値が高いということは?

白血球は、細菌やウィルスによる感染、炎症、ストレスなどで増加します。
基準値は【3300~8600/μl】、つまり1ミリリットル当り330万から860万個の白血球が含まれています。
身体の状態によって白血球数は変動しますが、成人の場合基準値より多くても少なくても、身体に何らかの異常があると考えられます。
白血球の値を見る時に大切なのが、その内訳です。
白血球の値と同時に、その内訳を見よう!

白血球は5種類あり、それぞれに役割があるため、どの白血球が異常値を示しているかによって、どのような病気であるかがある程度わかります。
好塩基球(Baso)
ヘパリンやヒスタミンなどを含んでおり、アレルギー反応に影響します。
好酸球(Eosin)
この値が高くなる場合は、寄生虫に感染したり、アレルギー疾患、悪性リンパ腫や白血病などの血液疾患が要因となります。
好中球(Neut)
白血球のうちの半分以上がこの好中球で、細菌に感染した場合に殺菌作用を発揮します。細菌感染、肺炎のほか、ストレスや骨折なども高い値となりえます。
リンパ球(Lymph)
ウィルスなどに感染した場合に高くなります。リンパ球は骨髄の中で生成され、胸腺と骨髄の中でそれぞれTリンパ球とBリンパ球に形を変えます。
Tリンパ球は、直にウィルスなどの異物を攻撃し、Bリンパ球は抗体を作り出す働きに関わっています。
単球(Mono)
好中球(Neut)と同じく細菌を攻撃するほかに、古くなった血球をバラバラに分解する働きもあります。
加えて、吸収した異物情報をリンパ球に対して伝達するという働きもしています。
CRP(炎症反応)の値は?
白血球の値と同時に、CRPも確認しました。
CRPとは、体内で炎症が起きたり、組織の一部が壊れたりした場合に、血液中に蛋白質の一種である【C-レアクディブ・プロテイン(CRP)】が現われます。
CRPが【陽性(+)or 陰性(-)】かによって体内で炎症が有るかどうかを確認できます。
陽性反応が強い場合は、結核などの感染症、膠原病、心筋梗塞、悪性腫瘍など、弱陽性の場合もウイルス性疾患などが疑われます。
炎症が酷い場合は、CRP(5+)とかになりますからねぇ…。
幸いにも今回、私のCRPは(-)でしたので、身体に炎症はなさそうです。
血液に異常はないが咳が酷い理由は?
では今回の私の場合を考えてみたいと思います。
白血球数が軽度上昇していましたが、その内訳をみてみると、5種類全ての白血球が正常値の範囲内でした。
炎症反応のCRPも(-)マイナスでした。にもかかわらず、夜間にだけ激しく咳き込む…
白血球は、ストレスやアレルギーでも増加します。
つまり今回の夜間だけの激しい咳症状は、疲労、ストレス、アレルギーが重なったものだと思います。
確かに今年は例年になく花粉症の症状が激しかったですからね。
2月~4月にかけて、3回ほど夜行バスで二泊一日の東京出張もありました。必読記事→【サンダーボール作成! 第一回東京出撃】
の間、疲労感があってもトレーニングは続けていましたし、執筆活動も忙しい…。
加えて日中は休むことなく患者さんのリハビリをして動き回っています。
そのため常に慢性的な倦怠感が残っていました。
つまり疲労がかつてないほど限界点に達していたのだと思います。
昨夜は、処方された気管支喘息と抗アレルギーの薬を飲んで寝たので、まったく咳き込むことなく、久々に9時間ほど熟睡しました。
結局は休養が一番大切です。

先週の金曜日に筋トレしたのを最後に、現在はトレーニングはダウンタイム(休止期間)中です。
最低でも1週間~10日はダウンタイムをとる予定です。
身体から完璧に疲労を抜き去り、完璧に回復させてから、また少しずつトレーニングを再開する予定です。
9月8日開催の第9回倉敷国際トライアスロン大会まで残り2ヶ月ほどしかありません。
3年ぶりとなる今年のトライアスロン大会は、完璧な状態で挑みたいと思っております!